2021年12月6日月曜日

ピアノ演奏に、お国柄はあるか


 ピアノ音楽は、西洋音楽ですので、
東洋人である私には、わからないところがあるのかどうか、
ずっとそういう疑問をもっていました。

ですが、そう簡単には、答えは出ません。
私には、わからないところが、わからない
すっぽり抜けている部分がある、という感覚しかありません。
ですので、
他人の評価に頼るしかありませんでしたが、
どうやら、何か、西洋人とは、違うところがあるように思えました。

いろいろな経験、旅行、探求を重ねて、今になります。
今、思いますと、
お国柄は、やはり、あるように思います。

ですが、です。

日本人には、日本人の遺伝子、カルチャーがあります。
リズムの感じ方は、これまた、独特で、
たとえば、
アフリカ人の感じ方とは、ちがいます。

ですが、
それをなくそうとするよりも、
それ以外の、強み、のようなものを、
うんと使うことができると思っています。

主に、
日本人の強みは、

* 譜読みが上手
* 手の回り方が、迅速
* 全体的に、手が器用
* 音楽が好き

など。

もちろん人によってちがいますが、
だいたい、そういう印象を受けます。
細かいところに気がつく、というのも、芸術表現では、
大きな強みだと思いますが、
それがこうじて、自信をなくしやすい、ということもあります。

もう少し、ざっくばらんに、
ピアノで、表現をしてもいいと思います。











Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年12月3日金曜日

いっぱい練習しているのに、良くならない


 これだけ練習すれば、良くなるだろうと思っているのですが、
いっこうに良くならないことがあります。

もう、長いこと、繰り返し練習しているのに、です。

そういう時は、いったん、ストップ!

もしかすると、「できないやり方」を、
一生懸命、練習してしまっているかもしれないのです。
つまり、
「つっかえる弾き方」を、訓練してしまっています。

まずは、正確なジェスチャーというのを、見つけましょう。

ですので、繰り返し練習する時は、
ゆっくりでかまいませんから、
なるべく、「弾けるやり方」で、弾きます。
それを長いこと、やっていると、
体の方で、ああ、こういう仕組みか、と理解してくれます。
それを、もっと続けていると、
テンポを上げても、コントロールできるようになってきます。

こんなにゆっくりでは、ダメなのではないか、と
心配することはありません。
ゆっくりすぎで練習する方がいい、というのが、
大原則とも言えます。


* まとめ

(当たり前なのですが)
「弾ける弾き方」を、繰り返し練習


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年12月2日木曜日

大人初心者の方に、朗報


 大人の、まったくの初心者という方は、少数ですが、
たしかにいらっしゃいます。
およそ6ヶ月くらいで、
「ハッピーバースデー to you 」とか、
「ジングルベル」くらいなら、
両手で、弾けるようになります。

30代くらいの方でも、
「私なんかには、ムリ」とおっしゃる方があります。
実は、そんなことはないですし、
実例をあげたら、キリがないくらいです。
70才で、始められた方もあります。

さて、ただ今、
25才の男性が受講中です。
2ヶ月目になります。
この調子でいくと、6ヶ月で、映画音楽も、弾けそうです。
やる気マンマン、
スラスラ、入っていきます。

と、このように、
およそ、大人から始める方は、
筋がいい、と思います。
ピアノがお好き、というのもありますが、
たぶん、いろいろな動画で、ピアニストの動きを見ていらしたのでしょう。
そんな感じがします。
やはり、見よう見まねで、覚えることは、多いと思います。

ですので、
初めてピアノをさわる、とはいうものの、
もう、頭脳の方は、準備ができているようで、
手の動きも、すっと覚えられるようです。

これは、
インターネットがなかった時代には、
考えられなかった、お得な部分だと思います。








Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年12月1日水曜日

起伏の多い、アルプスのように


 
オンラインではなくて、
オンラクイン(音楽院)でのことです。
中学生のお嬢さんが、小さなエチュードを練習しています。

それは、1〜2小節ごとに、強弱がコロコロ変わります。
すばやく、強弱を変えたり、
短い期間に、クレッシェンド、ディミニュエンドをする、
その目的の、練習曲です。

さて、
一応、弾けるようになったのはいいですが、
タッチの弱い音で、まっ平らな感じ。
起伏はありません。

そういえば、
私たちが住む、ロワール地方は、
実に、まっ平らな平地が続くのです。
そういう景色ばかり見ていると、
こういう音楽になってしまうのかもしれない、と
思ってしまいます。
私は、東京生まれですが、
東京というところは、
ちょっと郊外に出れば、すぐに山あり、谷ありの、
景色になります。

思わず、
「うーん、それだと、ロワール地方の平らさです。
あなた、ここ出身でしょう。
もうちょっと、起伏を」と、言ってしまいます。

一生懸命やって、
なんとか、少し、起伏が出てきます。
「いいですね。
今のところ、『中央台地』っていう感じです」と言えば、
クスッと笑っているのが聞こえます。

「中央台地」というのは、フランスの、なだらかな山岳地帯。
とても古いので、
ゴツゴツが風化してしまった、やわらかな景色です。
標高も、あまり高くない。

アルプスくらい、ゴツゴツ起伏があるといいんですけれど」

また、
クスッと笑っています。
がんばって、弾いています。

そうしたら、
なんと、
ものすごくダイナミックな、
生き生きとした、エチュードになりました。

「そう、それ!
いい感じです」












 



Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月30日火曜日

どのレベルになったら、自由に表現できるか

音楽性とピアノ技術。
この2つは、両方あって、ピアノ音楽が弾けるようになるのですが。
そのバランスは、わかりにくいものです。

ピアノ技術だけが、一人歩きをしてしまうと、
これまた、つまらないパフォーマンスになりますし、
技術がなければ、思うように表現ができないです。

いったい、どのレベルになったら、
音楽表現をできるようになるのか、
中級くらいだろうか、なんて考えて、
まずは、今のところは、
指だけを訓練しよう、という方もあります。

私の考えでは、
ビギナーの方でも、音楽表現は、活発にやっていただきたいです。
たとえば、

「どういう音で弾くと、どういう感じがする」というようなことを、
いつも、気にかけていただきたいです。
それは、私たちが、
日常で、おしゃべりをするときに、もう、
やっていることです。
気分は、声の調子だけでも、かなり、伝わっています。

それを、
ピアノでやるのです。
ハッピーバースデー!の気分の音か、
それとも、悲しい人を慰める音か、
など、なんでもいいですから、トライしていただきたいです。

それは、けっこうおもしろい作業だと思います。
それをやっているうちに、
「ピアノの表現が上手な人」になれます。
耳も、指も、上達します。







Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月29日月曜日

先生も、人間である


 いくら先生でも、まちがうことはありますから、
すべてを鵜呑みにすることはない、ということです。

精神的に大人になっていらっしゃる皆さんは、
そういうことはないかもしれませんが、
一応、書いておきますと、
先生だって、人間ですので、まちがえることはあるのです。

技術的なことは、そうまちがうことはないかもしれませんが、
もし、先生が、
「あなたは、〇〇ですねぇ」、とか、
「いつも、△△をなさいますね」、とか、
「ここが弱点です」などと注意をされたら、
なるべく、そこは、すらっと流しましょう。

理由は、こうです。

私が、生徒さんを拝見していて、
「こうだな」と印象を持っていても、
様子を見ながら、
しばらくやっているうちに、それがくつがえされることが、
ものすごく多い、からです。

一人の人間が、
どれほどの、知らざれる力や、面白いものを持っているか、なんて、
なかなか予言できないものです。
今の時点で、こう、ということは、
少しは言えても、
この先どうなるか、は、ちょっとわかりません。

それより、
先生にこう言われたから、といって、
それをレッテルのように大事に抱えて、行動していると、
確かに、そのようになってしまうかもしれません。

人間だから、限りはあります。
何でもできるようになる、というわけではありませんが、
少なくとも、
それぞれの人に、強みのようなものは、必ずありますので、
それを掘り出していくのが、
おもしろい作業だと思います。










Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月26日金曜日

眠れない夜のために、ゴールドベルグ


 今晩は、パリで、ラン ランが、リサイタルを開きます。
ただいまリリース中の、バッハ「ゴールドベルグ変奏曲」が、
予定されています。

私は、ラン ランがとても好きなので、
できたら、聴きに行きたいのですが。。

さて、
生徒さんからの情報によりますと、
まだ、席は残っているということです。
値段の安い方から売れてしまって、
高い方が残っているそうです。

生徒さんは、その値段の高さに驚いていました。
私は、
まだ、満席になっていない、ということで、
ちょっと意外に思いました。
コロナで、ずっと音楽会に行けなかったのが、
また、できるようになったのです。
喜んで行く人が多いと思うのですが。

そして、
あ、これはもしかすると、プログラムのせいかな、とも思います。
「ゴールドベルグ変奏曲」は、
1時間くらい、えんえんと、奏でられるのです。
テーマは、素敵な「アリア」で、
ご存知の方も多いと思います。
もとは、不眠症の人が、
眠れない夜に、心のなぐさみに弾けるような、
柔らかい感じの曲を作って、と、バッハに注文したと言われています。

けれど、
これに集中して聴くのは、聴く方も、
けっこう大変です。
(もちろん、これをピアノで弾くのも、大変です。

32の変奏曲ごとに、
毎回、毎回、ちがった技巧が使われています。
毎回、別な練習法で、うんとさらわなくてはなりません)

だから、もしかすると、
ちゅうちょしてしまった人がいたのかもしれないなぁと、
思ったりしました。
でも、私の考えでは、
ランランだったら、
一曲ごとに、実にクリアな表現で、
絶対に聴く人を飽きさせない、というような気がしています。

行かれないのが、残念!


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月25日木曜日

どうやって、自信をつけるか


 

 

 自信がない、というのは、どんな分野でも、あるようです。
自信があるように見える人でも、
話をよく聞いてみると、
そうでもなかったりします。

堂々としているような役者さん、ダンサーも、
話をしてみると、
とても、はにかみ屋だったりもします。

先日、私が趣味でやっているダンスの先生が、
おもしろいことを言いました。
印象に残りましたので、書いておきます。

このダンスの形式では、一人一人が、
即興で、踊ります。
それを皆が、いったん終えたあとの、
先生のコメントです。

「自信がない、っていう問題、どうしたら解決するだろうねぇ。

もう。しょうがないねぇ。
ちゃんと踊れているのに、自信がない、というのがまずい。

『自信』っていうラベルのついたビンから、
その薬を飲みなよ。
そして、その隣にある『メロン*』っていうビンからも、
飲みな。
でも、『メロン』はちょっとにして、
『自信』っていう方を、たくさん飲みな」

う〜ん。
なるほど。
なんだか、腑に落ちたような気がしてしまいました。

どうやったら、自信たっぷりに踊れるのかなぁと、
いつも、ああだこうだと考えていましたけど、
この次からは、
「自信」のビンから、その液体を飲んで、
踊ろう、と思いました。

そういうものか、と、
ぼやっとですが、
かなり、納得してしまいました。





(* フランス語で「メロン」は、
「いい気になったやつ」というような意味もある)


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月24日水曜日

音色について

「音楽的に」演奏する、インスタントなコツ、のようなものを書いています。
最後は、
音色についてです。

音色というのは、
画家にとっての、「色」のように、
音楽家なら、とても注意することなのですが、
ピアノの楽譜は、ともかく複雑ですので、
忘れられていることもあります。

つっかえてしまう、とか、
両手で、うまく弾けない、とか、
テンポが均一にならない、とか、
諸々のことに気をひかれてしまいます。

その点、単一音しか出さない楽器、
フルートや、歌の人などは、
もう少し、音色に、注目する余裕があるようです。

いったん、弾けるようになったら、音色の研究をしよう、
などと、待っていないで、
最初から、どういう音色で弾こうか、と、
気にしているのも、これまた、楽しく、
また、
結果もよくなること、と思います。

素晴らしい演奏会を聴いた時に、
あぁ、と感激する時、
すばらしい、豊かな音色に、感心することも多いと思います。
初心者の方でも、
音色に注目して、練習をしていく、というのは、
とてもいいことだと思います。

* まとめ

意外と忘れられている、「音色」に注目






 

2021年11月23日火曜日

なぜ、伴奏は強くなりやすいか


「音楽的に聞こえる」ための、インスタントなコツを書いています。
先日、伴奏のことを書きました。
左手の伴奏の音量をコントロールできると、
かなり、全体の感じがちがってきます。
グッと、表現豊かになります。

右手と左手とで、強さを変える、というのは、
はじめはむずかしく感じます。
でも、まぁ、あきらめずに続けていますと、
なんとか、できるようになります。

まず、
右手のメロディに対して、
左手の伴奏にどれだけ音数があるか、を数えてみます。
すると、
左手の方が、3倍も、6倍も、音数が多かったりします。

それから、
「倍音」という話もあります。
ピアノの音は、低ければ低いほど倍音数が多くなります。
つまり、一対一でも、
左手の音の方が、右手のより、ボリュームが大きくなります。

ということを考え合わせますと、
ただ、ふつうに弾いただけでは
絶対に、左手の伴奏が、勝ってしまいます。
残念ながら、
メロディは、
伴奏のひびきに、埋まってしまうのです。

ですので、
メロディに、花をもたせたかったら、
伴奏は、うんと、ボリュームを下げるのが、いいようです。



* まとめ

ただ、ふつうに弾くと、左手の伴奏が勝ってしまう


 


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月22日月曜日

「気分」の伝え方


 「音楽的に」聞こえる、インスタントなコツを書いています。
ここに気をつけていると、グッと、よくなります。

今回は、
フレーズの最後に気をつける、ということです。
音楽でも、
普段のしゃべっている文章(フレーズ)でも、
最後の音のイントネーションは、かなり大事な役割をしています。

同じことを言っていても、
「そうですよね」の、「」をどう言うかで、
その人の気分が伝わってきます。

「ね、そうでしょ!」と、わかってもらって嬉しい、
とか、
「そっけない」どうでもいい感じとか、
低めで、強めて言うと、
イライラしている感じがするとか。

音楽でも、同じことが言えます。
普通のフレーズでは、だいたい、弱めにして終える、というのが
多いです。
ていねいに、ドアを閉める感じです。

それは、和声的にも、説明することができるのですが、
そうむずかしく考えなくても、
「終わる感じ」とか
「次のフレーズにつなげたい感じ」というようなことです。

それだけでも、かなり「気分」が伝わりますので、
グッと、音楽表現が豊かになってきます。


* まとめ

フレーズの最後の部分を、どう弾くか




Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月19日金曜日

テンポのコントロールは、誰にまかせるか

「音楽的に」聞こえる、インスタントなコツを書いています。

あるレッスンで、
「ここが、ちょっと走り気味なんですけれど」と、
お話しします。
「ああ、そうなんですよねー」
とてもうまく弾けていて、
指も、慣れているようで、
スラスラ、気分良く弾いてらっしゃる部分です。

それでは、と、
もう一度、弾いてみますと、
なんと、しっかり、うまくいっています。
テンポは、前と同じ、あととも同じ、
揺らぐことなく、淡々と続いています。
内容の、フレージングとか、和音の変わり方が、
キレイに伝わってきます。

「とてもいいです!
何を変えられたのですか?」と聞いて見ます。
答えは、
「ただ、注意して弾いただけです」でした。
ちょっとガクッとくるほど、簡単に、解決してしまいました。
それどころか、
グッと、音楽的に、自信のある、
堂々とした表現になりました。

テンポが走ったり、ノロくなったりというのは、
なかなか、気がつかないものです。
プロの人だって、そうだと思います。
私たちは、機械ではありませんので、
いろんな都合で、テンポは、揺らいでしまいます。

それをチェックするのには、
やはり、録音するのが、一番です。
メトロノームよりも、強力だと思います。
あとで聞き直してみれば、すぐに、わかります。

オカメハチモク、というようなもので、
のんびり、自分の録音を聞いていると、
テンポの揺らぎが、わかるはずです。

 
* まとめ

テンポを均一にすると、音楽が堂々としてくる





 


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月18日木曜日

「音楽的に」聞こえるようにするには

(パリのスーパー内)

ピアノを弾いているのですから、
もうすでに「音楽」なはずですけれど、では、
「音楽的に」というのは、どういうことなのでしょう。

逆に、
ピアノを弾いているのに、
「もっと音楽的に」と言われたら、
かなり、ガクッときます。
「音楽的に」ということの意味もはっきりしないのに、
そう簡単に、この言葉を使わないでください、と
文句も言いたくなります。

さて、私の想像では、
いずれにしても、「もっと心地のいい音にして、
もう少し、いい気分にさせてください」と
いうような意味だと思います。
ですので、それは、あまり大切ではない。

それよりも、
大切なのは、弾いているご本人が、
何を表現したくて、
それが、どのように伝わっているか、です。

そんな時に、いくつか、
インスタントなコツがあるように思います。

その1は、

伴奏とメロディのバランスをはかる、です。
それは、
DJ の人が、あの機械の前で、しきりにバランスを取っているのと同じ、
または、
指揮者が、さかんにオーケストラに指示しているのと同じ、
あの作業です。

つまり、
(左手の)伴奏を、もう少し弱めに、
メロディを、はっきり、というバランスをとります。
すると、
とたんに、聞こえ方が違ってきます。
表現したいことが、伝わる可能性が高くなります。


* インスタントなコツ その1

伴奏とメロディのバランス





 



Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月17日水曜日

自分の才能


 ピアノだけではないかもしれませんが、
自分の個性とか、才能、というのは、自分では分かりにくいようです。

例えば、
あぁ、この方は、拍のとり方がとてもお上手だなぁと、
思って、また、それをお伝えします。
でも、そのご本人は、
それが当たり前で、
自然で、
いとも簡単にできることなので、
それが「才能」だとは、思ってらっしゃらないのです。

私は、いろいろな生徒さんを見ていますから、
必ずしも、それが自然にできない人もある、ということを、
知っています。

フレージングが上手、
和音のひびきを聞くのが得意、
各曲のキャラクターを、すぐキャッチできる、
リズム感が、生き生きしている、
などなど、
10人いれば、10人の才能があります。

自分では、なかなか気がつけないものですから、
まわりの人、先生に、たずねてみると、いいでしょう。







Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月16日火曜日

一つの曲を、ご披露する


お家で、家族の人、友人に聞いてもらう、とか、
発表会で、聞いてもらう、とか、色々な形式がありますが、
「ご披露する」というのは、ピアニストの一つの側面なのです。

それが、好きでない人もあります。
どうしても緊張してしまう、とかで、
なるべくならば、自分一人で弾いているのがいい、という感じです。

私は、それはそれで、いいと思います。

まぁ、そういう方は、
でき上がった曲を、
録画、録音しておくのがいいと思います。
未来の自分に「ご披露」する、ということにもなっていますが、

そんなことよりも、
「ご披露する」と、やはり、それが上達につながるので、
それをやっておくといい、という、そんな感じです。


* まとめ

「ご披露」は、上達に拍車をかける






Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月12日金曜日

ベートーベンソナタ、抜粋で(趣味ピアノのレパートリー)

こんなに親しみのあるベートーベンですが、
いったい、何から手をつけていいのか、と思ったりします。
特に、ソナチネから入ってきた方は、
もう、結構です、と思う方もあります。

私が、ものすごくいい、と思っている曲の一つに、
「悲愴」ソナタの第2楽章があります。
だいたい、
このソナタ全部が、ステキですが、
なかなか、そんな時間がない、というような時は、
2楽章だけ、という形を、提案いたします。

日本人の私にとっては、
この曲は、ちょっと演歌っぽく思えます。
そして、
そんな風に、歌ってしまいます。
もしかすると、
お墓の中で、それを聞いたベートーベンが、クエッションマークを
出してしまっているかもしれません。



(2楽章は、8ページ目から)









Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

ちょっと独特の、ベートーベン(趣味ピアノのレパートリー)



 

 


ベートーベンほど、有名な作曲家はないと思います。 
また、「エリーゼのために」は、日本でも、
フランスでも、ものすごく人気があります。

その割には、(私のまわりには)
ベートーベンを弾きたい、という人が少ないです。

ベートーベンのシンフォニーは長々と続くので、
ちょっと困るという人もあります。
もしかすると、
そのイメージで、
ソナタも長そうに思えるかもしれません。
あの肖像画のせいで、
気難しい、と思われているフシもあります。

ですが、
実は、いろいろなキャラクターの曲が、あるのです。

私の好きなソナタで、
12番、op. 26 というのがあります。
その第一楽章は、変奏曲です。

大胆に、
変奏曲から、抜粋、というのも、私はよくやることです。
テーマだけを弾く。
そして、ウマが合ったら、次のバリエーションも、
などと、進んでもいいです。

次の楽章も、ステキですし、次も、、、と、
全楽章、大好きなのですが、
最後の方は、ちょっと技術的にややこしくなってきます。

ちょっと独特の雰囲気のベートーベン。
明るくて、のんびりしていて、
ユーモラスに始まります。

興味のある方は、まずは、一楽章のテーマを、
試してみてください。





* なお、私がいつも載せているリンクは、
無料楽譜図書館 IMSLP  のものです。
もう、お使いの方もたくさんあられると思います。
とても便利なツール。








 

 
Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2021年11月11日木曜日

ワクワクする曲


 曲選びには、講師の側としては、大きく分けて、
2種類あります。

一つは、
今のその人によくマッチしていて、わりと、すんなりいきそうな曲。
その人の良さを、さらに引き立てるので、
コンサートとか、コンクールには、これを選びます。

もう一つは、
その人の可能性を広げるような曲。
ちょっと慣れないような技術とか、感じ方があるのです。
それも、時々やっていると、
好みも、だんだん変化してきたりします。

だいたい、
ワクワクする曲を選ぶのが、
モチベーションにつながります。
上記の、一つ目、のにあたります。
レベルが合っている必要がありますが、
でも、
ほんのちょっと、むずかし目でも、
うまくいってしまうことも多いです。


また、それは、
時期とか、
環境
それから、季節にも影響されたりします。

なかなか、おもしろいものです。








Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村