「音楽的に」聞こえる、インスタントなコツを書いています。
あるレッスンで、
「ここが、ちょっと走り気味なんですけれど」と、
お話しします。
「ああ、そうなんですよねー」
とてもうまく弾けていて、
指も、慣れているようで、
スラスラ、気分良く弾いてらっしゃる部分です。
それでは、と、
もう一度、弾いてみますと、
なんと、しっかり、うまくいっています。
テンポは、前と同じ、あととも同じ、
揺らぐことなく、淡々と続いています。
内容の、フレージングとか、和音の変わり方が、
キレイに伝わってきます。
「とてもいいです!
何を変えられたのですか?」と聞いて見ます。
答えは、
「ただ、注意して弾いただけです」でした。
ちょっとガクッとくるほど、簡単に、解決してしまいました。
それどころか、
グッと、音楽的に、自信のある、
堂々とした表現になりました。
テンポが走ったり、ノロくなったりというのは、
なかなか、気がつかないものです。
プロの人だって、そうだと思います。
私たちは、機械ではありませんので、
いろんな都合で、テンポは、揺らいでしまいます。
それをチェックするのには、
やはり、録音するのが、一番です。
メトロノームよりも、強力だと思います。
あとで聞き直してみれば、すぐに、わかります。
オカメハチモク、というようなもので、
のんびり、自分の録音を聞いていると、
テンポの揺らぎが、わかるはずです。
* まとめ
テンポを均一にすると、音楽が堂々としてくる
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師
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