「音楽的に聞こえる」ための、インスタントなコツを書いています。
先日、伴奏のことを書きました。
左手の伴奏の音量をコントロールできると、
かなり、全体の感じがちがってきます。
グッと、表現豊かになります。
右手と左手とで、強さを変える、というのは、
はじめはむずかしく感じます。
でも、まぁ、あきらめずに続けていますと、
なんとか、できるようになります。
まず、
右手のメロディに対して、
左手の伴奏にどれだけ音数があるか、を数えてみます。
すると、
左手の方が、3倍も、6倍も、音数が多かったりします。
それから、
「倍音」という話もあります。
ピアノの音は、低ければ低いほど倍音数が多くなります。
つまり、一対一でも、
左手の音の方が、右手のより、ボリュームが大きくなります。
ということを考え合わせますと、
ただ、ふつうに弾いただけでは、
絶対に、左手の伴奏が、勝ってしまいます。
残念ながら、
メロディは、
伴奏のひびきに、埋まってしまうのです。
ですので、
メロディに、花をもたせたかったら、
伴奏は、うんと、ボリュームを下げるのが、いいようです。
* まとめ
ただ、ふつうに弾くと、左手の伴奏が勝ってしまう
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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