2021年11月18日木曜日

「音楽的に」聞こえるようにするには

(パリのスーパー内)

ピアノを弾いているのですから、
もうすでに「音楽」なはずですけれど、では、
「音楽的に」というのは、どういうことなのでしょう。

逆に、
ピアノを弾いているのに、
「もっと音楽的に」と言われたら、
かなり、ガクッときます。
「音楽的に」ということの意味もはっきりしないのに、
そう簡単に、この言葉を使わないでください、と
文句も言いたくなります。

さて、私の想像では、
いずれにしても、「もっと心地のいい音にして、
もう少し、いい気分にさせてください」と
いうような意味だと思います。
ですので、それは、あまり大切ではない。

それよりも、
大切なのは、弾いているご本人が、
何を表現したくて、
それが、どのように伝わっているか、です。

そんな時に、いくつか、
インスタントなコツがあるように思います。

その1は、

伴奏とメロディのバランスをはかる、です。
それは、
DJ の人が、あの機械の前で、しきりにバランスを取っているのと同じ、
または、
指揮者が、さかんにオーケストラに指示しているのと同じ、
あの作業です。

つまり、
(左手の)伴奏を、もう少し弱めに、
メロディを、はっきり、というバランスをとります。
すると、
とたんに、聞こえ方が違ってきます。
表現したいことが、伝わる可能性が高くなります。


* インスタントなコツ その1

伴奏とメロディのバランス





 



Chiyo

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