2020年12月9日水曜日

ハ長調は、むずかしい?!

「ハ長調は、かんたん」と思っている方も良くあるのですが、
実は、ハ長調は、弾きにくい、と言われています。

(逆にいうと、ハ長調がうまく弾ける人は、
誇りに思っていい、ということです)

スケール(音階)を弾いてみればわかりますが、
黒鍵から始まるスケールは、むずかしく感じられるでしょう。
手をちぢこめて、いろいろ工夫しないとなりません。

それと同じ理屈です。
ハ長調は、黒鍵がないため、
白鍵の上だけに、指をおくので、やはり
手をちぢこめないとなりません。

一番楽なのは、まん中に黒鍵がくる、ラから始まるイ長調とか、
レのスケール(ニ長調)など。

黒鍵がないから、かんたん、と思ってしまったのは、
子ども時分に、譜読みに手こずっていたころの、
印象かもしれません。
楽譜も、スッキリしていて、シンプルに見えますから。

さて、
そんなことを知っても、解決はしない、と
思われるかもしれませんが、
そうとも言えません。

そこを意識なさると、
指が、どういう苦労をしているのか、見えてきます。
そこに気づいてあげると、
指が、感謝する(?)なんていうことはないにしても、
少し、指のことが理解できるはずです。
すると、なぜか改善することがあります。

よく観察すると、
親指を、いつもより余計に前に出さなくてはならないため、
他の指たちは、それに合わせるのに、
ずいぶん苦労をしているのが、わかるはずです。
けっこう、くたびれるポジションなわけです。


* まとめ

ハ長調の時は、指たちを、うんとねぎらうと、
元気を出してくれる(かもしれない)





Chiyo

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