きのうは、「逆ハノン」で、
長くからの問題を、クリアしてしまった話をしました。
登りはいいのに、
下りが、いつもうまくいかない、という方に、
「下りから始めて、登りで終わる」ということを提案したら、
一発で、うまく行ってしまったのです。
さて、きょうは、
これはどういうトリックなのか、という話です。
いろいろな仮説がたてられますが、
この、
半分ジョークのような提案がトリックだったのではなくて、
それ以前に、
弾けなかった時期が、トリックだったという考えが有力です。
「トリックにかかって、弾けなくなってしまった」
つまり、
いったん、頭の中で、
「私は、下りが苦手」と思ったことが、
トリックになってしまったのです。
すると、
登りはいいですが、
下りのところへ来ると、
筋肉も緊張して来ます。
「あ、ダメかも」が、
「あ、本当にダメだ」となって、
「あ、やっぱりダメだ」となる。
さらには、
「いつもダメだ」となります。
そこを、
私が、冗談のような提案をしたので、
「また、あの先生は、変なことを言っている。
ダメ元で、やってみるか」と、
弾いてみたときに、
上記のような心の中のダイアログが、消えていた、
というのが、私の仮説。
考えると、
そういう思い込みは、いくらでもあります。
なければ、弾けるはずです。
* まとめ 「思い込み」が、トリックになる
Chiyo
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