2021年12月30日木曜日

クラシック音楽は、まじめなのか


ヨーロッパでも、日本でも、
 クラシック音楽は、高尚な音楽、と考えている人に出会います。
その逆に、もっとラフな感じに、とらえておられる方にも出会います。


クラシック音楽会に行くときは、
ドレスアップしていきますが、
ロックコンサートだと、また違う装いにします。

などと、
いろいろな外側のことに気を取られて、
肝心の、音楽自体のことを、忘れることもあります。
クラシック的な表現のし方、というのはありますし、
ロマン派、バロック、とそれぞれ、また違います。
クラシック音楽から突然話が飛んで、すみませんが、
ヒップホップだって、いろいろな派があって、
それぞれ、また表現方法が、違います。

いずれにしても、私が思うのは、
肝心なのは、皆、人間が、表現していることで、
その言葉、言葉遣いが違っても、
底に流れている、気分、気持ち、というのに、
それほどの違いはない、ということです。

どの程度の深さで、話をしているのか、
なんの話をしているのか、
いったい、ここは、悲しいのか、それとも、
悲しいふりをしているのか、
そっちの方が、表現者にとっては、大事になります。

そのために、
その「言葉」を、習う必要がある、ということになります。
言葉だけを習って、
それで楽しむこともできますが、
あ、ここでは、こういうことを感じて、これこれを言いたかったのかもしれない、と
探偵のような作業をしていくのは、
何十倍も楽しくなるかもしれません。

まじめなことなんて、
一つもなくて、
同じ人間なんだなぁとか、
ちっともわからないなぁとか、
感想は出てきます。

ものすごく昔の、
ものすごく遠い、知らない地の、
作曲家と、心が通じたような、
そんな気分にもなります。













Chiyo

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