2023年12月13日水曜日

「本番まがい」で、トレーニング

年末、発表会やクリスマス会などで、
本番を準備なさっている方も多いかと思います。

本番では、ほとんどの方が緊張すると思います。
プロは緊張しないと思っている方もありますが、
実は、「ものすごく」緊張しています。

大きなホールの楽屋では、
前の演奏者が残していった、薬のカプセルの殻が、
散乱していたのをみた事がありますし、
ドラッグとまでは行かなくても、
お薬の世話になっている人は、少なくありません。

キャリアがかかっているのですから、
大変なプレッシャーがあります。
その点、趣味の人は気が楽でいいななんて思っているのです。

さて、
趣味でピアノを弾く方は、
もし、たまにしかステージに乗らないのでしたら、
やはり慣れておくほうがいいと思います。


一回の本番が予定されているのであれば、
その前に、2回の「本番まがい」を計画しておくといいです。
少しはストレスがかかるものを。

例えば、

*お友達を家へ招いて、聞いてもらう、
*ピアノのあるお宅で、聞いてもらう、
*スタジオを借りて、そこへ人を呼んで聞いてもらう
*ストリートピアノを利用する
などなど。

日程を決めて、
決められた時間に弾く、というところからして、
緊張のもとになると思います。
それに慣れる、というのが、いい練習になります。

(実は、こういう準備を、プロも行っています)

また、一石二鳥で、
聞いてもらうお友達に
喜んでもらえるかもしれません。
そのあと、お茶でも一緒にできたらなおさらです。


* まとめ

「本番まがい」を少なくとも2回












 



Chiyo

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2023年12月8日金曜日

何を伝えたいのか、よくわからない


 曲を通して、何を伝えたいのか、
というようなことをお話ししました。

中には、それがよくわからなくて、
だからレッスンを受けています、という方があります。
そのお気持ちはよくわかります。

小鳥が卵からかえるとき、
ヒナは、中から口ばしで、殻をつつきます。
親鳥も、外側から口ばしで、殻をつつきます。
それが進んで、ヒナは外へ出られるようになります。

というわけですので、
私も、いくつかヒントを差し上げます。
その上で、
受講生の方も、ご自分で探されるのが良い。

先生と同じ弾き方で弾くのは、
参考にはなるかもしれませんが、
それでは、ちょっとつまらないのでは?と
私は思います。

その方、その方、
それぞれの感性がありますから、
それを使ってほしいと思います。

ですから、
やることは、
「何を伝えたいのか」考えたり、
他の人の演奏を聞くのもいいですが、
まずは、自分が、
どんな感じがしたらいいな、というのが、
ちょっとでも湧き出てくるのを、待ちかまえる、
ということです。

ほんの一部分でも、良いのです。
そうすると、それが実現できた時、
ものすごくいい気持ちになります。
それが、醍醐味だと思います。
そうやって、それが正確に伝わっているのか、
色々確かめていくうちに、
だんだん、独り立ちできるようになっていくと思います。




*まとめ

何を伝えたいのか、を感じとる


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演奏で、一番大事なのは

演奏をするときに、
何が一番大事なのでしょうか?

私は、本番となると、
まずは、ちゃんと楽譜通り弾かなきゃ、と
思ってしまいます。

曲の初めから始めて、
曲の終わりまでたどり着く。
ミスしないで弾けたらいいな、と思うのです。
それが第一。

だって、
ぐちゃぐちゃになったら、
泣きたくなります。
ですので、これが第一の優先となります。

さて。
聞く人にとっては、どうなのでしょう。

お金を払ったかどうかは別として、
わざわざ耳を傾けてくださる人々は、
どんな思いで聞いていらっしゃるのか。

やはり、
いい時をすごしたい、
美しい曲を聞きたい、
感動の時を、と思ってらっしゃるのだと想像します。

すると、結論は、
やはり、「正確に弾く」のはAIに任せるとして、
心で感じたものを、
心から、伝える、ということが優先となるのかもしれません。

この曲を通して、
何を伝えたいのか。
どういう熱さで、
どういう心意気で、
何をお話ししたいのか。

やはり、そこが人間にできる、
一番おもしろく美しいことなのかもしれません。


* まとめ

何が一番大切なのか?
 


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やはり、独学パワーとしか


先日のことです。
友人と話していて、どうしてもわかってもらえないことが
ありました。

ピアノを学ぶには、
技術を詳しく学ばなくてはならない、というのです。
だから、先生は、
長い年月をかけて、説明していかないと、と。

うーん。

一方、私は、レッスン中に、
技術の説明をしているのかどうか、といいますと、
そんなことはありませんし、
そんな風に教わった覚えもありません。


(ただし、よくない姿勢というのは、
経験でわかっていますので、
これは問題がある時に、お伝えしています。
すると、効率良くなったり、ケガを防げます)

では、
どのように弾き方を覚えていったのかと言いますと、
これは、自分で繰り返し弾いているうちに、
体が、勝手に、かつ見事に
そのジェスチャーに合わせてくれたのだと思います。

ですので、
また、いつも思っていることを言いたくなります。
独学でピアノを弾いている人は、
すごいと思います。
この、弾きたい、という気持ちがすごいですし、
それをモーターにして、
いろいろなところから技術を吸収していく、
そこがすごいです。

では、
レッスンで私が何をしているかといえば、
それは、主に、
さらに効率的に進めるように、
ガイドしています。
長い目で見ながら、
次への課題は、何かを考えます。

内容は、おもに、
* 楽譜の深い読み方、
* 音楽のつくり方、
* その方独特の感性を引き出すこと、

となると思います。
また、本番前の準備のコツなども得意分野です。

もちろん、
それだけでなく、臨機応変で、
いろいろなケースに、その時と場合に応じて、
オーダーメードのように、
個人的ガイドをしています。

そして、
それぞれの人が、「独学パワー」をお持ちだと、
まるでプロペラ機から
ジェット機に乗り換えたように、
ぐんぐん進むようです。




* まとめ

ピアノの技術は、まず、
一人一人が自分で探していく




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2023年12月7日木曜日

リピート音で、キメる


よくあることですが、
意外と聞き落とされてしまう音があります。
メロディを弾くときの、
リピート音です。

これは、ピアノの鍵盤上では、
とても易しいことなのです。
ですのであまり気を配らないのです。
ある大先生の、一回のみレッスンを受けた時、
注意されたことがあります。

あら、と思って、
もう一度聞き返しても、なかなかつかめません。
しばらくして、ようやくわかってきました。

ショパンでも、よく出てくるパターンです。
同じ音が連なるときは、
指を変えるのは、もちろん、
音も変える、という風に考えていれば、
まちがいないです。

歌い手や、
管楽器奏者でしたら、
かなり気を遣って奏する箇所です。

音を変えるのが目的ではないのですが、
特に2番目の音に、「気」を配って、
歌います。

これだけで、
フレーズが、
心のこもった、
ていねいな歌い方になると思います。



* まとめ

同じ音がリピートされていたら、
音も変える、と思っていればよい




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2023年12月6日水曜日

シンクロ!


きのうは、
オンラインでも、
オンラクイン(音楽院)でも、
ガクンと、大きな上達をとげられた方がありましたので、
うれしかったです。

とてもハッピーな時間となります。
まぁ、これが楽しくて
この仕事はやめられない、止まらない、となります。

どちらのケースも、
とたんに変化があったように見えますが、
実は、その前に、
停滞していたような時期があります。

音楽院では、
中学生の生徒さんでしたが、
右手を骨折していて、左手だけしか
練習できなかった時期があって、
その間、片方の手だけを地道に練習していました。

その間、
片手だけでしたので、
ちょっとレベルを上げた曲を練習していました。
晴れて、ギブスが取れたときは、
そのまま、レベルアップした曲を両手で、と
なっていました。
ちょっと苦労したようでした。
少し、喝(かつ)を入れなくてはならないことも
ありました。

それが、
きのうは、かなり楽しく、
スラスラ弾けるようになっていました。

すごいねぇ〜!と、
拍手をしました。

オンラインの方は、大人の方ですが、
なんだか、
すっかり音楽の表情が変わっていました。
コツをつかまれたようでした。
あ、また、これで一つか二つ、レベルアップされたな、
と思いました。

その前には、
地道に試行錯誤をなさった時間がありました。
けっこう、長かったです。
何がきっかけかわかりませんが、
それが、吹っ切れた感じがありました。


こんな風に、
坂道を登ったり、
平地を歩いたり、
退屈したり、
がっかりしたり、
うれしくなったり、を繰り返しながら、
進んでいくのだなぁと、
思いました。

続けていれば、必ず何かが起こるなぁと、
思いました。


1日に、グッドニュース2つの、
シンクロの日でした。





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2023年12月5日火曜日

暗譜は、するべきなのか


ピアニストは、暗譜で弾くことが多いです。

それについては、
いろいろ言われています。

例えば、リストの肖像画を見ますと、
楽譜を見ながら弾いているものがあります。
バロック時代の絵画にも、
楽譜を見ながらチェンバロを弾く姿が
あります。

また、
ソロですと、暗譜が必須なのに、
室内楽を演奏するときは、
ピアニストは楽譜を使います。 

プロの中でも、それぞれです。
巨匠リヒテルは、晩年は、ステージで楽譜を使っていましたし、
最近の若いソリストの中には、
楽譜を使う人も出てきています。


一方、今では、
コンセルバトワールでは、暗譜が必須ですし、
国際コンクールでも、です。


いつ、どうして、そうなったのか、
私にはよくわからないのですが、
暗譜で弾けるならば、その方が楽、とは思います。

譜めくりの心配はないですし、
どこへ行っても、楽譜を持っていなくても、
自由に弾けるからです。


私はといえば、
以前は、すぐに暗譜ができていましたが、
最近では、覚えるのに一苦労します。
楽譜を使いながら、
足踏みのページターナーを使って、
コンサートをしたこともあります。

私の知人で、趣味のピアノを弾いている人で
「私は暗譜できません」と思っている人がいます。
その割には、
譜を読みながらも、
毎回まったく同じ弾き方をなさっているので、
これも、一種の「暗譜」と言えるのではないかとも、
思ったりします。

長いこと練習しているのに、
いつも楽譜を見る人は、
それに慣れていますから、
楽譜が視野になくなると、困るのかもしれません。

たまには、
ダンサーのように、
体で覚える、ということをしてもいいと思います。
その時に、
どういう感じがするか、
どのように音を作り出しているか、
歌っているか、ということに注目してみるのも、
おもしろいかもしれません。

新しい可能性が見えてくるかもしれないと思います。




* まとめ

暗譜で弾くという経験は、一度は試すといいかも






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2023年12月1日金曜日

人前で弾く時の、コツ(その2)


 人前で弾く時のコツ、その2は、

2)場に慣れる、です。

もう曲は、まぁでき上がっているけれども、
当日のことが心配、という時。

本番の日から2〜3週間前から、
慣れる練習をしておくとよいです。
家で弾けたからといって、
本番でうまくいくとは限らないのは、
緊張したから、ということもありますが、

場所が変わると、

目に入ってくるものは違いますし、
音の聞こえ方は違います。
また、椅子の感じも違えば、
空間の広さも、違います。
さらに言えば、
においだって、少し違います。

ぜんぶ、違うのですから、
調子は狂います。
ピアノ曲を覚えるとき、
曲だけでなく、
上に書いたすべてのことを、一緒に
覚えてしまっているのです。

ですので、それが変わると、
調子が狂います。

その対策としては、
* 自分の家に、人を招待して聞いてもらう
* 違う場所で弾く
* 違う時間帯に弾いてみる

などなど、いろいろ変化をつける。
すると、本番の日も、
その変化の一つに過ぎませんから、
割と、穏やかでいられます。

1週間に、2、3度そういう経験ができると
いいと思います。

そして、うまくいかないことがありましたら、
そこを見直して、また練習をする。
そうこうしているうちに、
だんだん、がんじょうな作りになってきますでしょう。

そして、
この曲を通して「これを語りたい!」というのを
ぜひ、実現させてみてください。


応援しています。








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2023年11月30日木曜日

人前で弾く時の、コツ(その1)


きのうは、人前で弾くのはそう簡単ではない、
というお話でした。

自分一人で、
自分の家では、こんなに弾けるのに。
という悔しい気持ちは、私も経験がありますので、
よくわかります。

さて、
どうすればいいかというと、
これも、訓練することでかなり解決できます。

大きく分けて

1)準備すること
2)場に慣れること

の2つの訓練ができると思います。

まず、
その準備の仕方です。
もちろん、よく練習するのがいいですが、
ただ単に、時間数弾いていればいいということではないのは、
みなさんもお分かりと思います。

* いったん上手に弾けるようになってから、
もう一度分解(?)して、
片手ずつ練習や、
難しいところを部分的によく繰り返し練習する人は、
本番にも強いようです。

また、
* 音楽的に弾く練習も。
本番の、その日の気分で音楽的に弾こう、
と思っても、緊張していては、
なかなか上手くいかないこともあります。
やはり、強弱や、雰囲気のかもし出し方の練習を
繰り返ししておくといいです。

そして、最後に、

* いつも同じ弾き方弾く、のではなく、
テンポを変えたり、
強弱をなし、にしてみたり、
ペダルをなしで弾いたり、
片手ずつにしたり、と
バリエーションをつけて練習している人も、
本番に強いように思います。


こういう準備をしておくのが、まず第一です。

2)の、場に慣れる、という話は、
次回、書きたいと思います。











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2023年11月29日水曜日

人前でピアノを弾くのは、簡単ではない


きのう、音楽院でのことです。
中学生の男の子です。
前回、ちょっとイマイチでしたので、
今週は、ちゃんと弾けるようになるのが課題でした。

弾く前に
「先生、先週は、家に帰ってもう一度弾いたら、
ちゃんとミスなしで弾けたんです」と、言います。
ちょっと、「抗議」の雰囲気のする言い方です。

あらま、そう。
それは、残念。
私も、そういう演奏を聞いてみたかったのに、と言いますと、

何度も、何度も同じことを言ってきます。
ですので、
しまいに、

わかった、信じてますよ。
この次そういうことがあったら、
すかさず動画に撮って、見せてね。

と言います。
すると、「うん、ぜひ」というような返事は来ないので、
私は、心の中で、

もしかすると、
そんなに上手く弾けたわけではないかもしれない、
でも、
レッスン室でよりは、上手く弾けるのだろうな、
悔しかったのだろうな、と
想像します。

そういう人は、たまにあります。
どうしても、先生の前で、本当の力をだせない、
というケースです。
そう言われると、
私としては、あぁ、私がプレッシャーになっているのだろうか、と
ちょっと申し訳ない気持ちになるのですが、
でも、わかります。

そして、
オンラインレッスンの話をします。
動画やりとりの方がいい、という人もある、という話です。
彼だって、コロナの時には、
オンラインで動画のやり取りをしたので、
わかっているはずです。
オンラインレッスンの方が、上手くいく、という人は、
確かにあったのです。

(それが、この「ふだん塾」開講のきっかけとなったのです)

さて、
彼は、例の曲を弾き始めたのですが、
かわいそうに、またプレッシャーがかかってか、
うまくいかなくなりました。

ですので、私は、5分くらい部屋を出て、
その間、
ちょっと指ならしをしてもらいました。
戻ってきた時には、めでたく、
ちゃんと、上手に、弾けるようになっていました。

中学生ごろは、
感受性ものすごく高い年ごろ、とも言いますし、
誰だって、感受性は高いものです。
特に、音楽が好きな人は、そうです。

ピアノを人前で弾くのは、
そう簡単なことではないと思います。
まぁ、解決法は、あるのですが。
また、このことは書きたいと思います。















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2023年11月28日火曜日

「音楽的に」弾くコツ その4


どうやったら「音楽的に」ピアノを弾けるようになるでしょうか。
私は、そのことにずいぶん悩んできました。
いろいろな試行錯誤を重ねてきました。

フレージングが、主な悩みの種となります。
これさえしっかりできていれば、、、と
思ってしまいます。

てっとりばやく、フレージングを成功させるには、
どうすればいいかと言いますと。

フレーズの最後の音に注目します。

全部とは限りませんが、
特に強弱の指示がなければ、
だいたいの歌は、最後を弱くおさめるように弾くと、
自然な感じになります。
すぐ、歌っている感じになります。

dim. ディミニュエンドします。
これに気をつけているだけで、
ぐっといい感じになると思います。



* まとめ

フレージングのコツ。最後の音をていねいに。






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2023年11月27日月曜日

「音楽的」に弾くコツ その3

「音楽的」に弾きましょうと言われても、
なかなかどうして良いかわからない時。

前回はフレージングについて書きました。
きょうは、
強弱について。

とても簡単そうに見えますし、
実際、簡単だと思います。
ひとつ、大切なことは、
「オーバー気味に」強弱をつける、ということです。

自分では、弱く弾いているつもりでも、
聞いている人にとっては、それほどはっきりしないこともあります。

強い時も、そうです。

それから、クレッシェンド、デクレッシェンドの時。
この指示を見ると、
すぐ強くしてしまったり、
弱くしたくなってしまいます。

そこをぐっとガマンして、
なるべく、終わりの方でクレッシェンド、デクレッシェンドをすると、
効果的に聞こえます。

文字通り、「だんだん」強くしても、
気がつかれないことがあります。
そうでなく、最後の方で、かけた方が、
あ!強く(弱く)なったな、という感じがします。

コツのようなものです。
これで、ぐっと「音楽的」になります。



* オーバーに強弱をつけるコツ






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2023年11月24日金曜日

「音楽的」に弾くって?(フレージング)

きのうは、「音楽的に弾く」ための、第一歩のお話をしました。

メロディと伴奏の、音質と音量のバランスがとれたら、
次は、
メロディを、少し考えてみます。

どのように「歌うか」。

これまた、「歌って、歌って」と
先生に言われた覚えがあります。
といって、ピアノを弾きながら歌うのでは、
うまくいきません。

さぁ、どうしたら、
この音の連なりが、「歌」のように聞こえるか。
ずいぶん考えたり、
努力しました結果、
私が心に描いているのは、お習字の筆づかいのようなものです。


1)まずは、
出だしと、終わりを工夫するといいです。

出だしは、筆を整えて、スッと、軽く入っていきます。
終わりは、場合によります。
はらうのか、
ピタッと止めるのか、
はねるのか。

強く押さえるのか、
弱く、おさめるのか、など。

2)次に、

フレーズの中で、
どこで筆を下におろして、強調するか。

だいたい、フレーズの中には、
強調するところがあります。
そこを見つけたら、筆をおさえるように、ググッと、
強めに弾きます。

アタックする感じよりも、
グイグイ、と押さえる感じがいいでしょう。

逆に、筆を軽くして、
スラスラといく場所は、どこか、
などなど。



この2つを使って、
フレーズを書いていくような感じで、
弾いています。

参考になさってください。
日本の方の、得意な分野だと思います。













 


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2023年11月22日水曜日

「音楽的」に弾く、って?


ピアノを弾いていて、
日本でも、フランスでも、よく
「音楽的に」と先生に言われたことがあります。

そうは言われても、
どういうことが音楽的なのか、よくわかりません。
ピアノの楽譜は音楽ではないのでしょうか、と
突っ込みたくなります。

そして、大体、
どのようにすれば音楽的になるのかも
教えてくれなかったように思います。

さて、
実際には、やはり技法があるのです。
これを徐々に習っていくのがいいのです。

*****

今日は、
まず、メロディを歌わせるということについて書きます。

右手がメロディで、
左手が伴奏の場合。

まず、片手ずつをよくマスターします。
その上で、両手合わせをしたときに、
音色に差をつける、というのが大事なポイントです。
メロディを、はっきりした強い音で。
伴奏は、もう少し控えめな音色で。
できれば、バスは、よく響かせて。

みなさん、よくご存知のことと思います。
これを、これでもか、というくらい差をつけるのが良いです。

すぐにはうまくいかないかもしれませんが、
また片手練習をしたり、
次に両手を再び。
録音して、聞いてみたり。
いろいろ試すのが良いと思います。


* メロディを歌わせるには、
まずは、伴奏との音色の差をつける









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2023年11月21日火曜日

ピアノの先生は、どう思っているのか

先日、生徒さんのお母様が心配して、
お話に来られました。

ちょっと、思うように進まないケースです。
とても若いお子さんですので、
私としては、何も、無理して今始めなくとも、
もうしばらくたってから、
あらためて開始してもいいのではないか、と
ちょっぴり、
思っていたのです。

でも、
ちっちゃな生徒さんは、
ピアノを弾きたくて弾きたくてしかたないのです。
ですので、
もちろん、このまま続けましょう、ということで
同意しました。

その時、チラッとおっしゃっていたことですが、
もたもたしている生徒さんは、
先生にとって「めんどくさい」存在なのではないか、
というご心配があるようです。

私は、と言いますと、
そういうことは、ないです。

いつも、
「どうやったらこの方は、どんどん上達するだろう?」と
私は、頭をひねっています。
そのために、
研修に行くこともあります。
それは、一人、一人、
ケースが違いますので、
毎回、頭のひねり方も、違ってきます。

そして、それが成功すると、
とても嬉しいのです。
それが楽しくてやっているようなものです。

これは、
ゲームやパズルをやっている人だったら
わかると思うのですが、
ゲームのレベルが高すぎては、おもしろくありませんが、
レベルが低すぎるのも、手応えがなくて、
これまた、おもしろくないのです。

つまり、
生徒さんの上達が一筋縄にいかない時、
(ゲームの)レベルが高いことになります。

スラスラ上達なさる生徒さんは、
私にとっては、
(ゲームの)レベルが低い、ということになります。
まぁ、いつもスラスラ行く、ということは、
ほぼありませんので、
大体、いつも、私は楽しんでいることになります。

こういうことです。


 


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2023年11月20日月曜日

マイペースは、いいペース


人生を生きていますと、
次から次へと、色々なことが起こったりします。
そんな時には、
あんまりがんばらずに、
マイペースを尊重するのがいいと思います。

ピアノは、長いこと続けていると、
もっともっとおもしろくなります。
ですので、いろいろな出来事や、
モチベーションの上がり下がりがあっても、
まぁ、細々と続けているのが、
一番の強みになるのかもしれません。

(自分の経験から、私はそう思います)

今は、ちょっとピアノにさわれないな、と
残念に思う時があるかもしれませんが、
あまり、気にしないのが一番です。
しばらく弾かなくても大丈夫です。

そのうち
またできる環境になったり、
「あぁ、弾きたい」という気持ちが
出てきたりするかもしれません。

続けていれば、かならず変化がありますので、
自分のペースを優先するのが、
ピアノの上達のコツとも言えるかもしれません。


* まとめ

スポーツも、ピアノも、
その気になれない時は、マイペースで







Chiyo






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2023年11月17日金曜日

ソフトペダルの豊かさ

 

ピアノのレベルが上がってきますと、
いつの日か、ソフトペダルを使う日がやってきます。

ウナコルダとも呼ばれています。
これはグランドピアノの場合、
ふだんは
一つのハンマーが3本の弦を叩くところが、
1本のみの弦を叩くことから、きています。
(現代のピアノでは、2本の弦)

さて、
ソフトペダルと呼ばれている通り、
音がソフトになります。
つまり、音色が変わります。

少し、くもった感じ、
マットな仕上がりの音になります。

一つ、覚えておくと良いのは、
強弱の、弱い音のためというわけではない、ということです。

確かに、多少弱くはなりますが、
主に、音のキャラクターが変わります。
それが目的ですので、
単に、「あ、弱い音を出すのに使おう」というのでは、
ちょっと残念になります。

理由は、
キラキラと、メロディラインを出しているときに、
このペダルを使うと、
メロディラインが、とてもボヤっとしてしまうことです。
ですので、
こういう時は、メロディを、ものすごく深いタッチで、
しっかり弾かねばなりません。

そこを覚えておくと良いです。
ソフトペダルは、
マット仕上げにするもの、と覚えておけば、
大丈夫です。


* まとめ

ソフトペダルは、音量ではなく、
音質のため、と覚えておく







Chiyo

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