2023年1月23日月曜日

アルペジオの練習法


 アルペジオを弾く時に、どのように手を回すか。
これは先生によって、色々説明のしかたが、ちがったりします。

この目的は、なめらかに、
アルペジの音が出ればいいわけです。
そのためには、
「今、手首を回しました」というのがバレないようにします。

まず、
1)音が均一であること

次に、
2)音が切れないこと

ができていればいいのです。

そのためには、
なるべく、、すばしこく手を回して親指を運びます。
その時、前の音に影響がないように、
普通に引きます。
そして、弾いたすぐ後に、
その指を軸足として、コンパスのように手首を回します。

そして、親指を次のキーまで運ぶ。
(タッチするだけで、弾かない)

これを、少しスローで練習しておくと、
なめらかなアルペジオが弾けるようになると思います。







Chiyo

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2023年1月18日水曜日

弾きづらい、と思うとき


 ピアノを弾いていて、うまく手が動いてくれないと、
すぐに、それを解決したくなってしまいます。
どうやったら、うまくいくのか、と、
方法を知りたくなります。

すぐに解決することもありますが、
コツコツやってると解決する、という場合もあります。

ゆっくり正しい姿勢で、
何回か、そのパッセージをくり返し弾く。
今日はそこまでにして、
また次の日、同じように、くり返す。
また次の日、と、やっていると、
だんだんできるようになる、という性質のものも、
ピアノには多いです。

コツコツ、というのは、
焦らずに、やってればいいということです。
きちんと弾けるテンポで、
スムースに、何度も、何度も。
(8回くらいやればよろしいと思います)

それをくり返すのは、
せっかちな私には、とてもじれったいことです。
でも、長年そうやってきて、
そのあげくには、できるようになる、という
保証のようなものを知っていますから、
気長にやっています。





* まとめ

コツは、コツコツやる。


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2023年1月13日金曜日

3)エマさん「本番を失敗した」と思う

 


さて、駅ピアノでのご体験のあと、
エマさんは、同じ曲を
ピアノサークルの発表会で弾くことになります。

けれども、
そのあといただいたメッセージには、
ずいぶんがっかりなさった様子が。。

それでも、動画を送ってくださいましたので、
私も体を乗り出して、さっそく聴かせてもらいます。
すると。

ずいぶん緊張しておられます。
けれど、その演奏の中には
いいところがたくさんあるのです。
グッとレベルアップされた感じです。

そのいいところというのは、まず、
一箇所、つっかえたところで、苦心しておられ、
ショックが伝わってくるのですが、
それでも頑張って、
そこをちゃんと乗り越えられたところが、1つ。

そして、もう1ついいところ、というのは、
その苦心された部分を抜け出した、そのあとが、
すごいのです。

言葉で説明するのはむずかしいですが、
つっかえてしまったあと、
何かを手放された感じ。
そして、そのあとは、
真剣に、
心から歌って弾いてらっしゃるのです


これこそが、いつも
私が聞きたいと思っている演奏です。
心に一直線で、すうっと響いてくるピアノです。
ブラボーです。
うれしくなりました。


そんなことをお伝えしました。
そして、いただいたエマさんからのメッセージ↓
*****

Chiyo 先生、

暖かいコメントありがとうございました
嬉しくて涙が出ました
失敗はしましたが、昨日も「綺麗な曲ね」と
お二人から言って頂き、伝わった事もあるんだ、と
少し気持ちが上向きになりました。

上手い下手じゃなく、
レベルでもなく、
心に響く部分があるかどうか、ですよね。

いつもNHKの街角ピアノを見て思ってることを、
少し体感できた気がします。
先生が、『歌う』事を教えて下さったおかげです。
ありがとうございました。

**

Chiyo先生

本番演奏について、
たくさんのコメントを本当にありがとうございました。

先生に習っていなかったら、
ただ出たー、弾いたー、失敗したー、で終わっていたところでした。

前日まで暗譜に夢中で 歌う事をすっかり忘れていて、
先生のコメントが届いて目が覚めました、笑
この曲では沢山の事を勉強させて頂きました。
改めて御礼申し上げます。

*****

「上手い下手じゃなく、
レベルでもなく、
心に響く部分があるかどうか、ですよね」


そうそう、おっしゃる通りだと思います!!

すばらしい体験と、
その細やかなご報告を、
どうもありがとうございました。




Chiyo

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2)エマさん「実はそうではないのです」とおっしゃる

 


記事にしてみました。
その下書きをお見せしたところ、

こんなメッセージが返ってきました。


*****

この記事を読んで想像するのは(あくまで私ならの話です)

「エマさんは中学までピアノをきちんと練習して
そこそこ弾ける人であった。
インベンションなど学習済み。

2020年にピアノを再開し、
その頃駅ピアノでバッハを弾く人に感銘を受けた。

旅行に行った際など、緊張はするが
少し勇気をだして駅ピアノを楽しんで
いる」

という人物像でした。

でも実際の私はかなり違います。


「私はともかく何も練習しない子どもでした。
そしてろくに弾けないままピアノを
辞めました。
その事を今となっては深く後悔し、
またコンプレックスになっています。
それこそがピアノを再開した理由かもしれません。

なので(記事の)エマさんのように軽やかにストリートピアノを
楽しんでいる訳ではなく、
上手な人が弾いていたらひとまずその場を離れ、
また恐る恐る戻ってきて、
なるべく人が少ない時を見計らって、
えいやっと弾きました、笑」



*****

という舞台裏話をしてくださいましたので、
私は、うれしく思いました。

そうやって、率直にお話をしてくださると、
もっとエマさんのことを知ることができますし、
こういうお話は、
いろんな人の励ましにもなると思います。

世の中には、
いとも簡単に、カッコよく、駅ピアノを弾いてらっしゃる方も
ありますが、
もしかすると、内心は、
そう穏やかではない場合もあります。

いえ、
よほどの鈍感の人でない限り、
ずいぶんハラハラ、緊張しながら弾いていると思います。

それから何より、エマさんが、
このように、真剣に、ご自分と向き合ってらっしゃるようなのが、
とても素晴らしく
私には、キラキラ輝いて見えました。

さて、
話は、続きます。
そのあと、エマさんは、この曲をもって
サークル発表会の本番に臨まれたのですが。

(つづく)







 

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もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓









1)エマさん「駅ピアノを楽しむ」

 

 
去年の暮れに「ふだん塾」大人受講生のエマさんが、
ストリートピアノを楽しんでいます、という
お話をしてくださいましたので、
それについて記事を書きましたところ(その1)。

その下書きを読まれたエマさんが、
いえいえ、実はそうではないのです、と
裏話」のようのことを話してくださいました(その2)。

そして、
それを記事にしようと準備しているうちに、
コトはどんどん進んでいきます。
エマさんは、ピアノサークル発表会、本番
演奏されました。
そこで、何が起こったか。。。(その3)

そんなことを
3回に分けて書いてみます。


さて。
エマさん(ハンドル名)は、日本女性です。
中学生のころまで、ピアノを習っておられ、
2020年に、再び、ピアノを始められました。
そのころ、
駅ピアノでバッハを弾くおじさんに、
深い印象を受けられたということです。

エマさんは、
ご自分の大好きな曲を、
深い感受性で歌い上げるタイプの、
熱心なピアニストです。


***** 

ところで週末に小旅行に行ってきたのですが、
そこで駅ピアノを見つけ、
えいやっと弾いて来ました!

この前の弾き合い会ほど緊張はしませんでしたが、(観客4人)
やはり、前半は緊張して、暗譜が飛んだ箇所もありましたが、
不協和音と片手のみでごまかして、なんとか繋ぎました。
後半はまあまあ良かったです。

 

こんな私にも暖かく拍手して下さって恐縮でしたが、
嬉しくて、弾いて良かったと思いました。


 夫婦で旅行が趣味なのですが、今は割と行く先々でピアノを見かけます。
(実は昨夏、長崎の小さなフェリー乗り場にあった
ピアノを弾いたのがデビューです、
今回は2回目笑)

たとえ弾けなくても、今ここならあの曲がぴったり!なんて想像するのも楽しいです♪


***** 



人前で弾くのは、やっぱり緊張すると思います。

それなのに、
それでも、
こうして分かち合いができる、という喜びもあるのです。
その味をしめてしまえば、
こっちのものです。

、、、と、思います。

ステキなお話、ありがとうございました、と
書いておりましたところ。

(つづく)



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2023年1月6日金曜日

自分では、なかなかわからない


ピアノで、上達しているかどうかは、
なかなか、自分ではわからないです。

音楽的なこと、
技術的なことを、正しく、
コツコツとやっていれば、必ず上達するものです。
ただし、
少しずつ変わっていきますので、
なかなか自分では気がつきません。

そばで、お供をしている私には、
わかりますけれど、
それをお伝えしても、なかなか信じない方もあります。

そういう時には、
以前の動画と、聞き比べることをお勧めします。

あともう1つ、
感覚として、
以前より「ラクになった」という気持ちがしたら、
これまた、なかなか素晴らしい上達の目安だと
思います。
技術的に、こなれてきているサインです。




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2023年1月5日木曜日

便利で素晴らしい能力


 新年が明けました。
もう、お弾き初めをなさった方は多いと思います。
いかがでしたでしょうか?

「ふだん塾」の受講生の方には、
暮れでもお正月でも、淡々と練習なさって、
動画を送ってくださる方が多いです。
まぁ、「明けても暮れてもピアノ」という感じでしょうか?!
それもいいですし、
大胆にお休みを取るのも、いいと思います。

それにしても、
お弾き初めは、やはりおごそかな気持ちになってしまいます。
今年は、こんな風に、などと
心の中で決めたりします。

今年は、
フランスの音楽院では、
1月3日からレッスンが始まりました。
こりゃ、
みなさん、パーティ疲れでは、と思っていましたら、
案の定、なんとなくぼんやりしたふうの
生徒さんでいっぱいでした。
来週は、もっとキリッとしたレッスンになると思います。

そういう時に、ことさら思いますが、
日本の受講生の方は、
器用で、指がよく回る、ということです。
これは、実に便利な、素晴らしい能力です。
これを生かして、どんどんピアノを楽しんでいかれたらいいと思います。

今年も、
ピアノでたくさん楽しんでいきましょう。
どうぞ、よろしくお願いいたします。









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2022年12月29日木曜日

大人ピアノは、ちょっと違う

今年も、あともう少しで終わりです。
お正月の準備をなさっている方、
そうでない方、
いろいろです。
いかがおすごしでしょうか。

「ふだん塾」の受講生の方も、
淡々とピアノの練習をしている方もあります。
「ふだん塾」では、
マイペースというのがモットーですので、
それはそれは、自由になさっていいのです。

大人になってピアノを習いますと、
毎日の生活がありますし、
飛び入りで、いろいろなことが起こります。
趣味のピアノは、あとまわしになったりします。

でも、大丈夫です、直線で進まなくても。
点線でいいのです。
点をここに、
点をあそこに、と、
バラバラにつけていきますと、
星座のように
だんだん、形が見えてきます。

それが、大人ピアノではないかと思います。
毎日弾けなかったからといって、
がっかりすることもありませんし、
ちょっと中断してしまっても、ぜんぜんかまわないのです。

それは、必ず、あとになって、
あぁ、あれがあったから、
今、こんな風に弾けるのだ、と思える時がきます。
お料理の「かくし味」のように、
その人の味が、出てくるかもしれません。

今年は、どんな年でしたか?
来年は、どんな年になるでしょう?
私も、楽しみに、
みなさんのお供をしていきます。

今年も、いろいろなたくさんのお便り、
ご訪問、
涙や、
悩みや、
つらいお話も、
ありがとうございました。

それらも、みな、
私の「かくし味」になっていくと思います。
みなさんとご一緒に、
いい時間を、ありがとうございました。

では、また来年。
みなさまにとって、
いろいろなことが実現する年を、お祈りしつつ。







 

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2022年12月24日土曜日

いい演奏とは


 ピアノの発表会の本番が終わり、
「ふだん塾」の私のところには、
受講生の方々から、いろいろな朗報が、
送られてきます。
動画も、送ってくださる方もあります。

私が企画する発表会ではなく、
みなさま、それぞれのサークルなどで、
そういう場を利用なさっているのです。

そして、
「楽しく弾けました」という方もあれば、
「残念なご報告になってしまいます」という方も。

私は、本人ががっかりしているときは、
ちょっと疑って、かかります。
そして動画を聞かせていただくと、
やっぱり、いいところがたくさんあるのです。

それは、
私は気休めや慰めで、こう言っているのではありません。
本当にそうなのです。

ほんのちょっとうまくいかなかったりすると、
もうそこに100パーセント気持ちが取られてしまい、
もうダメだと思ってしまいます。
ところが、
98パーセント、大成功しているのがほとんどです。

今回、
本番直前に送ってくださった動画が、
いまいちで、
ご本人が大失敗と思っておられる動画が、
ものすごくよかった、というケースもありました。

追って、
そんなお話もしたいと思います。


ところで、
今日は、クリスマスイブです。
私はクリスチャンではありませんが、
楽しく、家族で静かに祝いたいと思います。

皆さんにも、静かな夕べをお祈りいたします。










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2022年12月22日木曜日

「かっこよく弾ける」ようになる


ピアノで表現、という話になると、
ちょっと、あまり興味がないという方もあります。

どちらかというと、
どうやって指を動かすか、とか、
どうやって速く弾けるようになるか、ということを、
追求なさっている方は多いです。

そして、ゆくゆくは、どうやったら、
「かっこよく決められるか」とか、
「キレイに弾きたいんですけれど」という欲求も出てきます。

実は、
それが、表現なのですが。

技術と芸術性が、バランスよいのが一番、
ということになります。

*基礎練習をしっかり行って、
そして、
*表現を大胆に行う、というのが、
「かっこよく弾ける」ようになるコツだと思います。

両方あると、良いです。



* まとめ

技術 & 芸術、両方とも





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2022年12月20日火曜日

表現をやっていますか?


 きのう、
わかりやすく表現する」と書きましたところ、

「どうやって、わかりやすく表現するのかよくわからない」という
質問がありました。

それは、
例えば、悲しい雰囲気のところだったら、
悲しさを。
楽しい雰囲気のところだったら、
楽しさを。

そーっと伝えたいフレーズだったら、
そーっと。

怒っているような箇所だったら、
怒った音色、イントネーションで。

同じフォルテだって、
喜びを表す時があれば、
絶望の叫びかもしれない。

ピアノ(弱い)だって、
悲しいのか、それとも優しさたっぷりなのか、
いろいろなピアノがあります。

そこをまず、大げさくらいにして
弾いてみたらいいと思います。

それは、すぐにはできないかもしれませんけれど、
とても楽しい作業ではないかと思います。

いつも、
会話の中でならば、自然と表現が出ているでしょう。
イライラした感じ、
ゆったりした感じ、
無表情な感じ、
などなど。
声だけだって、かなりのことが伝わっています。

それと同じです。
そう難しいことでもありません。

ですが、ピアノで、
正しい音を正しいリズムで弾く、
ということだけを考えているうちは、まだまだです。
表現、という段階までいくといいのです。
それからが、おもしろくなってくるのです。
そして、
聴く人の心に響く演奏ができるようになります。

応援しています。


* どういう音で、
どういうイントネーションで弾くか。








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2022年12月19日月曜日

何を優先するか(本番に強くなる)


 年末になって、
ピアノを本番で弾かれる方が、多いようです。
そんなとき、ドキドキしますが、
それでは、どういうことに注意したらいいか。

まず、一番してはいけないことは、
緊張するのを止そうとすることです。
それは不可能、と悟って、
降参することです。
緊張していても弾ける、ということを、思い出しましょう。

次に、
間違えないで弾こうとすることも、
やめましょう。
「ミスしない」ということを心がけるということは、
そっちばかりに注意がいってしまうことです。

ですが、
音楽で、一番優先するのは、
ミスをしないことではなくて、
この曲で、「何を言いたいか」だと思うのです。
それを伝えることに苦心するのがいいと思います。

もし、自分はへたっぴだと思うのなら、
へたっぴのまま「わかりやすく表現」することに、
集中する。
人にわかってもらえなくては、
失敗です。
ミスが失敗なのではなくて、
伝わらないことが、失敗です。

そのことに全身を傾けていれば、
必ず何かが伝わると思います。
そして、結果として、
緊張なんて、忘れていることが多いです。



* まとめ

「わかりやすく表現する」を目指す







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2022年12月15日木曜日

サッカーキャプテンの、いい言葉

いつもはサッカーは見ませんが、
ワールドカップとなると、つい、見入ってしまいます。
きのうは、モロッコとフランスが対決。
モロッコ人の多いフランス国では、大変なにぎわい。
音楽院でだって、
みなさん、気が散ってしまいます。

ところで、昨日の準決勝では、
めでたくフランスが勝ったので、
まだ楽しみが続きます。

エンバペという若手は、見ているだけで
気持ちがスッキリするくらい、うまい。
そして、
ゴールキーパーのロリスさんが、すごい。
頼りがいのある、守り人です。

この人は、いつになっても、大活躍なのです。
一体何歳なのだろう、もうかなりの年なのでは、と
心配になってしまいます。
その人がいいことを言っていたのを、
けさ、新聞で読みましたので、書いておきます。

相手や環境によらず、
自分たちがやるべきことに集中すれば流れは来る

フランスチームは、今回は、
大物が2人、ケガのため出られないのです。
そんな苦境の中、
キャプテンである、年長のロリスが、
こうやって、チームを励ましたそうです。

なるほど、なるほど、
と、
私も、そんな風に見習って、
やっていきます、と心の中で、うなずきました。
ピアノも、おんなじことです。
どんな環境にいても、自分にできることに集中していれば、
必ず、流れはくると思います。





* まとめ

「流れが来る」という考え方
















 



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2022年12月9日金曜日

痛みが出たら、いいチャンス(かもしれない)


 ピアノを弾いていて、痛みが出てしまったら、
まずは、安静。
そして、しばらくしても治らなかったら、
ドクターに診ていただくことが大事です。

原因はいろいろありますが、
主なものは、

1)まだそれなりの筋肉、スジがないのに、
すごい技術で弾いてしまっている

2)正しくないフォームで弾いている

のようです。


1)の対策は、

*テンポを下げる、

* いっぺんにやろうと思わないで、
少しずつ、毎日練習する。



2)の場合は、

炎症がだんだんおさまってきたら、
そして、
ほんのちょっとだけの痛みになったら、
また、弾いてみます。
ちょっとだけですが。

そして、
いろいろ角度を変えたりして、
「この角度だと痛くない」というのを見つけます。


これは、
ちょっと微妙ですので、
そーっと、デリケートにやってみてください。

そして、その「痛くない」角度が見つかったら、
それが、だいたい正しいフォームと言えると思います。
それを覚えておいて、
完全に治ったら、それを身につけます。


正しいフォームが見つかると、
ラクで、
もっともっと弾けるようになります。
技術的に、ぐんと上達します。







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2022年12月8日木曜日

クリスマスソング

私の勤める音楽院では、40年前には、
フランス人の生徒さんがほとんででした。
ですので、
ノエル(クリスマス)シーズンになると、その関係の曲を弾きたいという
生徒さんの希望が多かったです。

その習慣で、私の方から、
「クリスマスソング、ひきたいですか?」と
尋ねる事もありますし、
「お母さんが喜ぶから」と
弾きたがる生徒さんもあります。
それは、特に、男の子生徒さんに多い。
なんだか、ほほえましいです。

この時期の音楽会でも、
クリスマスキャロルを連弾で弾いたりすると、
私も、
昭和時代の、教会学校のいい思い出が戻ってきて、
楽しくてしかたありません。


一方、
アメリカでピアノを教えている仲間たちは、
以前から、それには気を遣っているということでした。
ユダヤ系の生徒さんが多かったりすると、
クリスマスは無し、です。
したがって、
クリスマスキャロルは、提案しません。

と、このごろでは、
同じようなことが、フランスの音楽院でも、
見られるようになってきました。
だんだん、ムスリムの生徒さんが多くなっています。
その中では、
クリスマスを祝いする人と、
そうでない人とあります。
クリスマスでなくても、
暮れのお祝いはする、という人もあります。

ですから、
最近では「クリスマス、祝いますか?」と聞いてから、
曲選びをします。

いずれにしても、
暗くて、寒いこの時期、
色とりどり、
明かりのついたクリスマスは、
本当に、楽しくって、いいなぁと思います。
もう、大したモノは必要なくったて、
クリスマスプレゼントを開けるのは、
楽しく思います。

だいたい、
12月に、もみの木を祝う習慣は、
キリスト様の生まれる前にも、あったそうです。
なんだか、
わかるような気がします。





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2022年12月7日水曜日

ソリューションについて

ピアノを弾いていて、うまくいかない時。

どうもスムースに弾けない、
このテンポでは弾けるけど、速く弾けない、
弾き終えるのに、くたびれる、
などなど、
技術的な悩みは、しょっちゅうです。

そんな時、
これにソリューションはあるのだろうか?
と、思ってしまいます。

私は、だいたい、ある、と思って進むのです。
気長に繰り返し、何週間か練習していれば、
うまくいく、と思います。
ただし、
体の使い方が正しい、ということは大事だと思います。

「正しい」というのは、
自然、というようなことです。

ラクにしていられる、
関節が、自由に動いている、
弾き終わったあとには、まるで
筋肉がほぐれたような、
マッサージされたような感じがする、というのを、
私は、目印にしています。

もっとも、
注意力を使いますので、
頭の方は、ほんのちょっとくたびれるかもしれません。




* まとめ

「正しい」体の使い方をして、ソリューションを目指す





 


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2022年12月6日火曜日

「ハ短調の気分」とは、どういうこと?

こんな話を聞いても、何の足しにもならないかもしれませんが、
でも、やっぱり不思議なので、
書いておきます。

日本の受講生の方が、バッハを練習なさっています。
その中で、
お二人が練習中の曲は、
よりにもよって、ハ短調の曲。
数あるフーガや、小品の中から、
お二人が選んだのは、ハ短調。

一つは、シンフォニア、
一つは、フーガです。
雰囲気が、似ています。
偶然なことです。

すると、
気がつきます。
フランスでも、ただ今、一人、
ハ短調の「前奏曲とフーガ」を練習中です。
国境を越えて、
これまた偶然です。

まるで、
ハ短調の雰囲気が、地球上に
漂っているのか、と思いたくなります。
たった3人ですけれど、
私のクラスから見たら、かなりの率です。

これは、本当に不思議なのです。
だれも、話し合ったり、
打ち合わせたわけでもないのに、
同じような気分になったりすることがある。

前にも、
コロナが始まったころ、
小さな生徒さんが、そろって
「明るく、楽しい曲を」リクエストし始めました。
いつもは、
「悲しく、泣きたくなるような曲」ばかり弾きたがっていたのに、です。

もしかすると、
何調の曲を弾きたい、とか、
聞きたい、
というテストをすると、
私たちの心の中が、ちょっとわかるようになるかもしれません。

もしかすると、
もうすでに、そういう研究はあるのかもしれません。



 


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