2021年9月6日月曜日

モンパルナス駅ピアノ


 久しぶりに、パリまで足をのばしましたら、
駅ピアノが。

私の住む町の駅ピアノは、今でも姿を消したっきりですが、
パリでは、
どうだったのでしょう?
ずっと、弾けたのか、
それとも、再開したばかりなのか。

ちょっと調律は、気になりますが、
それはしょうがないとして、
この男性の弾いている、その表現は、ステキ。
なにかを、訴えているのが、伝わってきます。

大きな駅の、構内中に響いていました。

「駅ピアノ」って、
つくづく、良い考えだなぁと、思いながら、
メトロの方に向かって、歩きました。



Chiyo

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2021年8月31日火曜日

音楽表現の、ヒントになる

 

前回は、
仕上げた曲を、YouTube にアップして、
楽しむ、という話でした。

その Riko さんから、もう一つ、
いいお話を聞きましたので、
紹介いたします。
 

Riko さんは、
歩まれたピアノ人生が、ちょっと、めずらしいのです。
小学生の時に、イランに3年半、生活なされたということです。
それまで習っていたピアノは、イランでも続けられます。
先生は、
イランとフランス人のハーフであられる、
おしゃれな、おばあさん先生。

今ですと、
イランといえば、ちょっと遠い国になっていますが、
文化の豊かな国と想像します。

では、「フランス語でレッスンでしたか?」と
お尋ねしたところ、
そうではなく、ペルシャ語。
ペルシャ語は、よくわからなく、
ピアノは、先生の真似をしながら習ったということです。
そうやって、
ピアノの楽しさを教わった、とおっしゃいます。

それは、よかった、よかった。
音楽は、
コミュニケーション道具ですから、
言葉が通じない時こそ、
使えるのかもしれません。

ピアノの表現では、言葉で伝えられないことを、
伝えられるのです。
その、ヒントになる、と思います。
そして、その上、楽しさを教わった、とは、
いい経験だったのだなぁと、思い浮かべます。


* まとめ

ピアノでは、言葉で伝えられないことを、
伝えられる






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大人ピアノ発信中!(YouTube)

 


 「ふだん塾」受講生の方で、
こんな楽しみ方をなさっている方もある、と、
うれしく思いましたので、
ご紹介します。

この6ヶ月で仕上げた6曲を、
YouTube で発信なさっています。
そこで記録しておく、という目的も果たせませすが、
世界に向けて、
ご披露していることにもなります。


ピアニストサークルで、定期的に演奏したり、
今、これからは、
駅ピアノで弾こう、とされている、
とても活発な女性、Riko さんです。

ご縁あって、「ふだん塾」へおいでになりましたが、
もうすでに、
相当なレベルの方でした。
フレージングが得意な方です。
ゴスペルの活動も、なさっていると聞いて、
あぁ、なるほどと納得しました。
とても熱心に、かつ情熱的に、
練習なさる方です。

ピアノの演奏は、うまく弾けても、それは、
煙のように消えて行ってしまいます。
それを、こんな風に、
素敵に記録するのは、いい考えだと思います。

そして、このように、
自分が達成したことを、
貯金箱のように、YouTube に、少しずつ貯めていって、
達成感を感じていく、というのは、
教育学的にも(?)意味のあることです。
それが、上達につながると思います。
どんどん、バージョンアップしていきます。


それから、
Riko さんの、ピアノ人生について、
いいお話を聞きましたので、
それは、次回、また書きたいと思います。



* まとめ

達成感を味わうと、それが上達につながる




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にっちもさっちも、の時は

長いこと練習しているのに、うまくいかない時。
そんな時、
フランス語の、ヘンな標語が、頭に浮かんできます。

Diviser pour mieux régner.

「分割して支配せよ」という、戦略方法です。
もともとは、支配しようと思ったら、
ケンカの種をしかけましょう、という、
あまり気持ちのいいものではないのですが。

さて、
それが頭に浮かんでくる時は、
私は、どちらかというと、ビフテキを思い出します。
ビフテキを一枚もらっても、
そのままでは、なかなか食べられませんが、
細かく切れば、平らげてしまいます。

と、同じことで、
ピアノで、細かく切り分ける、というのは、

* 両手を、片手ずつ練習

* 細かいセクションに切って

* 複数の声部があったら、分けて

というような練習になります。
なるほど、だいたい、それで、
うまくいくことになります。

それから、
これは、「分割」の一種になるのかどうか、
よくわかりませんが、

* テンポを落とす

というのも、強力です。


まとめ

一枚のビフテキを、どう切り分けるかは、
あなたのセンスで





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2021年8月28日土曜日

永年の夢がかなう(譜めくり器)


 こんな日が来るとは、思ってもいませんでしたので、
とてもうれしいです。
何かと言いますと、
楽譜を足でめくれる機械が、手に入ったのです。

ふだんの練習の時も、
譜めくりは、めんどくさいです。
その中で、一番大変なのは、室内楽の楽譜。

ピアノ譜だけでなく、
他の楽器の譜も並行して入っています。
(合唱曲の譜のように)
すると、すぐ、ページの終わりに来てしまいます。
譜めくり頻度が、ものすごく増します。

ただでも、
室内楽の曲は、(ピアノトリオとか、バイオリンとのドュエットとか)
技巧的にややこしいのに、
それに加えて、しょっちゅう譜をめくらなくてはならない!
その難しいこと、
肩にとってツラいこと、は、
経験のある方なら、ご存知と思います。

コンサート本番なら、人間に、
つまり、
「譜めくりさん」に、お願いできます。
とても貴重な、縁の下の力持ちです。
同士であるピアニストにお願いすることが多いですが、
その方は、
ゆったり音楽を楽しむこともできず、
神経を集中して、めくってくださいます。
その大変さは、ピンポン競技くらい難しいのです。

その上、
それだって、ちょっとは不安があるのです。
ぴったり、いいタイミングでめくってくれるかどうか。
上手な「譜めくりさん」、というのは、
とっても貴重な存在です。

と、永年、そんな悩みがありました。
そして、
いつも、自動でページめくりできたらいいのに、と、
夢を見ていました。

それが、
叶ったのです!
ペダルで、ページをめくれます。
紙の楽譜ではなくて、
タブレットの楽譜ですけれども、
ちゃんと、めくれるのです。
使い物になります。
少し、練習しなくてはなりませんが、
手でめくるよりは、簡単でしょう。

しかも。
ブルートゥースではなくて、
ケーブル接続できます。
ブルートゥース苦手人間にとっては、
うれしい限りです。

(ブルートゥース譜めくり器でしたら、
たくさん存在していたのです)

ちょっと信じられない、
この便利さを、今、味わっています!






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2021年8月27日金曜日

「とっても楽しみながらピアノが弾けてる」

   

今 とっても楽しみながらピアノが弾けてるので 
ずっとやめないで教えてくださいね❤


という嬉しいメッセージを送ってくださったのは、
「ふだん塾」受講生の S さんです。

はい、
もちろんです!

私も楽しくてこのこの仕事をやっていますので、
続けていきたいと思います、と、すぐに
お答えしました。

 S さんは、
何十年ぶりかにピアノを再開なさった女性です。

ベリーダンスの国際的ダンサーで、
ヨガレッスンの先生でもあります。
きっと、お仕事で忙しい中、
時間を見つけて、練習なさっているのだと思います。
さすがダンサー、と思うような弾き方をなされる。
ただ今、バッハや、ベートーベンを
ご練習中です。

それにしても、
「とっても楽しみながら」、というのは、
これほどいい栄養はありません。

こんな風に楽しんでくださって、
私も、こんなに嬉しいことはありません。
引き続き、お楽しみくださいね。

.....


というような話をしていましたら、
↓ 次のようなお話もしてくださいました。


***

大人の今だから そう感じるのか、どうなんでしょうね。


それにしても 

ピアノで褒めていただいた覚えはないんですよね。

好きだったのだけど 今みたいに楽しめなかったと言うか、、


でもChiyo 先生は私の良かった点を教えてくださるし 

もっとこう弾いたら音楽的になると言う事をわかりやすく教えてくださるし。


また、

動画で何回も見返せる所と 

自分のを客観的に聴くことが出来るのも良い点です。


***




ご満足いただいているようで、
何よりです。
ありがとうございました。



Chiyo

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2021年8月26日木曜日

耳を肥やすには


 耳を肥やすのに、簡単な方法があります。
聴き比べをすることです。

フランス国営ラジオで、
France Musique という局があります。
クラシック音楽専門です。
そこで、日曜日の夕方に、昔から、ちょっとひどい番組があります。
「ひどい」というのは、演奏家にとって、です。

なんとも辛口の評論家ばかり数人集めては、
一つの曲の聞き比べをしているのです。
例えば、ベートーベン第五の出だし、
ジャジャジャジャーン、から、あと1分くらいだけを、
6種類くらいかけては、
演奏家の名を明かさずに、なんだかんだと、批評を始めます。
そのあとで、名を明かします。

その、批判のしかたは、かなり辛口です。
当の演奏家が聞いたら、へこみそうです。
でも、まぁ超一流の演奏家たちは、大丈夫なのかもしれませんが、
それはさておき、

同じようなことを、
私たちピアニストも、やってみるといいと思います。
一つの曲の、
少なくとも3〜4種類の演奏を、聞いてみます。
なにも、辛口の批評をする必要はないのですが、

「気に入った」とか、
「ここが気に入らない」とか、
「あぁ、こんな風に弾いてみたい」とか、
「どれも、満足できない」ということもあるかもしれません。
と、そんな作業をするのです。

それは、楽しいものです。
そして、自分の感性も、磨かれてきます。
耳を肥やす、ということです。

そして、もっといいことは、
自分の音楽ワールドが、でき上がってくることです。



* まとめ

一つの曲を、
色々な人のバージョンで、聴いてみる
(YouTube, Spotify など)







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2021年8月25日水曜日

入門メソッドを終了すると、何が弾けるのか


 まったくの初心者の方が、「ふだん塾」で、
入門編を8ヶ月で、終えられました。
ブラボー!です。
もう、なかなかの曲を弾いてらっしゃいます。

これで、楽譜の基礎、
そしてピアノ技術のおおよその基礎は、
習得なさいましたので、
これからは、お好きな曲を楽しんでいかれると思います。

それは、
Naomi さんという、50代の主婦の方です。
子どものために買ったピアノがお家にあるけれども、
ご自身は、弾いたことがない、ということでした。
もう、誰も弾かなくなったピアノ、
せっかくなので、試してみよう、と、
細切れの時間を利用して、工夫しながら、
練習なさいました。

両手で弾くなんて、できるのだろうか、と
心配なさっていましたが、
すぐに、できるようになりました。
(*段取りを踏めば、できるようになるものです)

目標は、
ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、
昭和のフォークの曲を弾くこと。

今年のはじめにスタートされた時は、
ドレドレド、というような、
ものすごくベーシックな曲でした。
今、入門メソッドを終了されて、
これからは、
ポップスの、易しいアレンジ曲に移ります。
その変化は、
お供する私にとっても、とても嬉しいことです。

***


Chiyo 先生、


最後の曲が上がりました。感激です!🤩

基礎を教えていただいてありがとうございます。

これで、夢のポップスの楽譜も読めるようになるのか不安ですが、嬉しいです。

まだまだですが、これからも続けていきたいと思います。





(Naomiさんより)


***










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2021年8月24日火曜日

ペダルを、どう学ぶか


 ペダルの使い方について。
これほど大事で、
これほど説明のしようがないことはない、と思います。

使いすぎると、音がきたなくなります。
それがこわくて、
あまり使わない人もあります。
お気持ちは、わかりますが、それでは、
もったいなくもあります。

ペダルは、
音をつなげるだけでなくて、
音の質を、変えてくれるのです。
使い方によって、表現力が、ぐんと変わってきます。

さて、
それでは、どうするか。
これはもう、やってみるしかありません。
楽譜にペダルの印がついていますが、
それをジロジロ見ても、あまり助けにはなりません。
大ざっぱなヒントになるだけです。
それよりも、
ともかく、フィーリングに任せて、使ってみる。


そして、
その結果を自分で聞いてみて、考える、のです。
もちろん、他の人に聞いてもらうのもいいです。
ですが、
一番大事なのは、自分の耳を使うことです。
録音を聞くのもよし、
なんでも、自分の耳を使います。

はじめは、混ざりすぎかもしれませんが、
かまいません。
トライアンドエラーで、ともかく実践します。
頭を使うのではなく、耳を使います。

すると、
だんだん、耳と足との神経回路が、
発達してくるはずです。
そうするのが、
一番です。
どのタイミングで踏むのか、
外すのか、が、体でわかってくるようになります。


* まとめ

ペダルは、自分の耳で





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2021年8月23日月曜日

オクターブの弾き方(続き)

オクターブの弾き方について、ちょっと細かいことです。
中級、上級の話になりますが、
それは、親指を、どういう角度で置くか、です。


それによっては、
かなり、エネルギーの消費がちがってきます。

ごく普通の時は、
親指は、べったりと、キーに寝ています。
ですが、連続オクターブを弾いたりする時は、
速い動きをしますので、
それでは、のんびりしすぎになります。

そういう時は、つま先で弾くようにします。
肝心なことは、いったんいい角度を見つけたら、
それを固定させて、
まるで、手首の先が、熊手のような道具になった感じを、
キープすることです。

こういう時は、手首の脱力は、あまり考えません。
むしろ、テニスをするときのように、
手首を固定する、というのがいいようです。



*まとめ

連続オクターブの時は、
手首の固定が必要





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2021年8月20日金曜日

(連続)オクターブの弾き方


連続オクターブの練習のし方を、お話しします。

まずは、
親指の置き方に、注目します。
親指が、ピアノのキーと平行になっているのが、
ベストです。
キーの細い幅に、まっすぐに収まっている、ということです。
(とくに、白鍵)

これは、連続でなくても、
単にオクターブを弾くときも、その方がいいのです。
隣のキーを、まちがって触ることが、
減ります。
こうして、
ミスタッチの数が、減ります。

さて、
連続オクターブを、ラクに弾けるように練習するには、
親指だけを使って、練習します。

まずは、片手で。
それがうまくいくようになったら、
親指 プラス もう片方の手を使って、
練習します。
これは、かなり効果があります。
あとは、手を、オクターブの形に固定して、
弾けば良いのです。

リストのソナタだって、
このように練習すると、効果があります。


* まとめ

親指をコントロールできるようになれば、
オクターブは、ラクに弾ける




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2021年8月19日木曜日

トリルの弾き方


 トリルの弾き方を、説明します。
2つの音を、交互に繰り返し弾くトリルです。
たいていは、波型の横線で、示されています。

最初は、なかなかうまくいかなかったりします。
粒をそろえたくても、
音が、デコボコだったり、
リズムが、びっこだったり。


* まず、指づかいを、上手に選ぶことが大事です。
一番ラクなのが、良いですので、
何も、楽譜に書かれている運指を使わなくても良いと思います。
また、
疲れる場合は、途中で、
別な指づかいに、切り替えることもあります。

2-3 と、となりの指を使う人もいれば、
1-3 とする人もいます。

* 関節が、ゆるくなっているのがいいのですが、
だからと言って、ゆるすぎでは、音が出ません。
カーソルを、
「ゆるく」と、「筋肉に力を入れて」の両端に、行ったり来たりをしてみます。
そして、その中間くらいを、感じてみる。

* そして、ゆっくりで、上のやり方を練習。
少しずつ、できるようになると思います。

だいたい、
拍手をしている時のような、筋肉の使い方と似ているかもしれません。
長いこと拍手する場合、いい感じになっています。
そんな使い方です。



まとめ

はじめは、ぶきっちょでも、
だんだん、綺麗になる。








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2021年8月18日水曜日

ウォーミングアップについて

スポーツでは、ウォーミングアップは、必須です。
ですが、ピアノでは、気にしない方もあります。

私も、できれば、時間節約のため、
ウォーミングアップなどは、ささっと済ませたい、と
思うのです。
ですが、やはり、やっておくのが得だとわかります。
時間のない時ほど、やっておくのがいい、となります。
その方が、
あとのパフォーマンスが、グッと良くなります。

体のあちこちに、
油をさしたようになります。
関節や、スジが、なめらかに動きます。
体も、柔らかくなっています。
暑い時でも、差がわかります。

また、ケガの予防にもなります。


プログラムは、

* ハノンのような、体操
* スケール、アルペジオを、いろいろな調で

 上級、中級の人には、

* 柔軟体操(ブラームス練習曲など)なども、良いと思います。

など、
メカニックな練習曲を、
はじめはゆっくり、弱く、
そして、だんだんに音を強くしたり、
スピードを上げたりしても良いでしょう。
(リズム、スタッカートバリエーションも良い)

最後には、だんだんゆっくり、
弱くしていく、というバリエーションをつけても良いです。

などなど、これは、一例です。
今、練習中の曲を使って、同じように弾いてもいいです。
そして、どんな曲でも、
はじめはゆっくり、弱く、というのは、
おさえておきます。

レベルによって、
5〜15分くらい。

* まとめ

ウォーミングアップは、趣味ピアノでもおすすめ







 

 


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2021年8月17日火曜日

前は、うまくいってたのに

夏休みなどで、ちょっとブレイクをとったあと、
また、ピアノに戻って、思います。

「あらら、前は、ちゃんとできたのに、、、」と、
ちょっと、焦ったりすることがあります。
なんだか、また、できなくなっているのです。

そんな時、
ムキになって、ゴリ押しをしても、
あまり、うまくいかないです。
そういうことは、よくある、と、
大きく構えて、ちょっとゆっくりめに練習しましょう。

また、左右片手ずつ、とか、
リズム練習とか、
基礎的なおきまりのコースを、ゆっくりと。
そんなことをやっているうちに、
もちろん、できるようになりますし、
もしかすると、
以前より、基礎が固まったようにもなります。

そして、ドンドン、進みます。



* まとめ

「前は、うまくいってたのに」と焦ったら、
ベーシックな練習を、少し。

 


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2021年8月16日月曜日

ドンマイ!ドンマイ!


























ピアノをやろうと思っていたのに、
昼寝してしまいました、と、とてもがっかりしている人から、
連絡が来ました。

いいのです、いいのです。
そこまでは、よろしい。
だいたい、完璧主義の方が多いですから、
ちょっとでも予定通りいかないと、困ってしまう方もあります。

そして、
「ドンマイ!ドンマイ!」と、軽くかわしてしまいましょう。
全然、かまわないです。
クーラーの入った、涼しいお部屋で、
昼寝、なんて、よかったですね。

全然、かまわないです!



* コツ

うまくいかなかった時は、
すらっと、かわす。


 


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2021年8月13日金曜日

ピアノ再開の時に


幼少の時習っていたピアノを、再開なされる方は、
もう、大人ですので、
こういうことを参考になさるといい、と思うことがあります。

再開なされるのですから、
きっと、ピアノがとてもお好きなのに違いありません。
いずれにしても音楽が、大好きな方のはずです。
こんな曲が弾きたい、というのもあるでしょう。
あの人のように弾きたい、という憧れもあるかもしれません。

それらは、素晴らしい原動力になります。

そして、
そこを、もう少し奥へ行って、
この曲を、こんな風に弾きたい、ということを、
追求する、ということに注目していただきたいと思います。

曲の選択では、
先生にリクエストしていただいてもいいのです。
ですが、いったん曲を選んだあとは、
その曲を、どう弾きたいか、
もしくは、
どのように聞こえるのが、いい、と
自分は感じているのか、

を、はっきりさせておくといいです。

それは、
幼少の時には、あまり、
してこなかった作業だと思います。
若い頃の続きで、ピアノを習うのもあり、ですが、
せっかく大人になったのですから、
これまでの人生経験、
そして、磨きのかかった感性を、フルに使っていただきたいと思います。
いつも、「自分の聞きたい音は?」に
耳をそばだてている、
ということです。

自分の弾きたいピアノに向かっていく、
というのは、楽しい作業だと思います。



* まとめ

大人になったら、大人ピアノ。
音楽づくりの主役は、あなた。



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2021年8月9日月曜日

「よく聞いて」と言われる

フランスの先生のレッスンを見ていますと、
「よく聞いて!」と、先生が言っていることがあります。
ピアノに限らず、どんな楽器でも、
そんな言葉を、たまに聞きます。
(日本でも、そうかもしれません)

さて、
フランスで初めてそれを聞いたときは、
私は、ちょっとビックリ。
ピアノを弾いているのだから、
「聞いて」いるに決まっていると思っていました。
「聞く」のと「聞こえる」のでは、フランス語では動詞が違います。
そのことかしら、と思ったり。

でも、まぁ、考えてみれば、
指が動いていても、
楽譜を読むのに夢中だったり、
「あそこ、うまくいくかな」と考えていたり、
ここは、こんな感じで行こう、と想像力をたくましくしていたり、と、
色々なことをやっているのです。

そして、
聞き方にもいろいろあります。
声部のバランスを聞く、とか、
メロディを、まるで今歌っているように聞く、とか、
音色をチェックする、とか、
リズムだけを聞く、とか。

そのように、色々やってみて、
だんだん曲が出来上がってきます。
最終的には、
聞きながらも、かなり楽しめるようになってきます。
また、
「ゾーンに入る」というのは、
大げさかもしれませんが、
何も考えていない、特別な状態になることだって、
まれには、あります。






 


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