フランスの先生のレッスンを見ていますと、
「よく聞いて!」と、先生が言っていることがあります。
ピアノに限らず、どんな楽器でも、
そんな言葉を、たまに聞きます。
(日本でも、そうかもしれません)
さて、
フランスで初めてそれを聞いたときは、
私は、ちょっとビックリ。
ピアノを弾いているのだから、
「聞いて」いるに決まっていると思っていました。
「聞く」のと「聞こえる」のでは、フランス語では動詞が違います。
そのことかしら、と思ったり。
でも、まぁ、考えてみれば、
指が動いていても、
楽譜を読むのに夢中だったり、
「あそこ、うまくいくかな」と考えていたり、
ここは、こんな感じで行こう、と想像力をたくましくしていたり、と、
色々なことをやっているのです。
そして、
聞き方にもいろいろあります。
声部のバランスを聞く、とか、
メロディを、まるで今歌っているように聞く、とか、
音色をチェックする、とか、
リズムだけを聞く、とか。
そのように、色々やってみて、
だんだん曲が出来上がってきます。
最終的には、
聞きながらも、かなり楽しめるようになってきます。
また、
「ゾーンに入る」というのは、
大げさかもしれませんが、
何も考えていない、特別な状態になることだって、
まれには、あります。
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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