2021年6月7日月曜日

曲選びについて(講師編)


 ピアノを習っている時に、どの曲を弾くか、ということは、
いろいろ書いています。
では、講師の方では、どのようにチョイスしているのか。

それは、人によって色々です。
私の友人で、音楽院にいる限りは、
絶対に、生徒さんにモーツァルトの曲は与えない、と
言っている人もいます。
難しすぎるから、もっと後になって、
大人になってから、勉強するべきだ、と言っています。

彼女は、国家試験の時にも、
そのようなことを主張したそうで、
私は、びっくり。
それはそれは、
ものすごい勢いで答弁したらしく、審査員も、
へぇ、なるほど、と言って、
何も言ってこなかったそうです。


それはともかく。

私は、どうかと言いますと、
まず、大きく分けて、2種類のケースがあると
考えます。

1)試験や、コンサートなどで、
その人の持ち味が生かされるもの

2)その人が苦手としている部分を伸ばすもの

なにも、コンクールに参加するのに、
苦手な曲を選ぶ必要はないわけです。
その人にあった曲が、いいです。

けれど、そんなことばかりしていますと、
栄養がかたよりますので、
そのあたりは、バランスを見ながら、
時々、2)のような曲も、選びます。
そうして、
様子を見ながら、長い目で、やっていきます。

それは、
はっきりしたルールがあるわけでもなく、
また、その方の、その時に弾きたい、という内なる声に、
耳を傾けながら、
やっています。

いずれにしても、ピアニストにとっては、
レパートリーは、ものすごく豊富ですので、
チョイスがたくさんある、というのは、
ラッキーなことだと思っています。



Chiyo

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