2021年6月17日木曜日

ミスタッチをする練習


 日本の受講生の方でも、フランスの方でも、同じですが、
手の動きを観察していますと、
「へばりついて」弾いてらっしゃる方があります。

走行距離を短くして、省エネにすることは、
いいことなのです。
それにしても、
そこまで、石橋を叩いて渡らなくても、というくらい、
キーから手を離すことを嫌う方があります。

話をお聞きすると、そろっておっしゃるのは、
「指をキーから離してしまったら、
元のところに戻ってこられない」ということです。
でも、
ミスタッチをおそれて、そういう作戦にすると、
残念なことに、うまくいかないことが多いです。

では、どうしたらいいかといいますと、
そういう時は、かえって、逆に、
「ミスタッチをする練習」をしてみるのも一つの手です。
わざと、手を離す。
わざと、遠心力を使う。
わざと、手を高く上げてスタッカートを弾く、など。

そして、
負けるが勝ち、のように、
ミスタッチをしたらスコアが上がる、と
考えて、やってみます。

(むずかしいでしょう?)

そうこうしているうちに、
今までの、「へばりつき」運動から、
楽チンなチャランポランな動きになってきます。
まじめな方は、
そんなのはダメ、と思われるのでしょうが、
実は、
それが、いい弾き方だったりします。

ミスタッチでしたら、
最初は、はずれて当然。
それは、だんだんなんとかなってきます。
それより、いいことは、
理想的な弾き方になっている可能性が高い、ということです。
楽チンに、
アップテンポでも、弾けるようになります。

お試しください。

* まとめ

わざと、手を高く上げたりする




Chiyo

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