ピアノ曲の難易度を決めるのは、なかなかややこしいです。
A さんにとって難しいことでも、
B さんにとっては、た易い、ということはあります。
また、
譜面づらを見ると、なんだかスカスカかしていて、易しそう、
と思っても、
いざ、弾いてみると、難しかったりします。
ゆっくりテンポなら大丈夫だけれども、
テンポを上げたら、
途端に難しくなることもあります。
その逆もあります。
譜読みが難しかったけれども、
技術的には、結構、手におさまりやすかった、
ということもあります。
たとえば、
シューマンの曲は、見かけより、
難しく(私は)感じます。
また、
同じエチュードでも、
もちろんどちらも、とても難しいには違いありませんが、
ショパンより、リストの方が、
ちょっとまし、という気がします。
また、
音の数が少ないから易しい、とも言えません。
ある程度、力を抜いて、
寄りかかって休む場所、みたいなものがある方が、
弾きやすいこともあります。
そのために、
ちょっと力が要りそう、という曲の方が、
弾いているうちに筋力もついて、
弾けてしまうこともある。
チョン、チョン、と絶えず軽い音で、
早いテンポで刻まなければならないようなのは、
音の数が少なくても、
とても弾きづらかったりします。
(例 リスト「小人の踊り」)
何れにしても、曲の難易度、というのは、
各人の持っている筋肉、手首の使い方、
腹筋の使い方、
などによって、ずいぶん変わってきますので、
一概には言えない、と思います。
いろいろなところに書かれている難易度順位は、
大体のことがわかるにしても、
各人にとっては、
当てはまらないことが多いと思います。
みずから経験を積んで、実感されるのが、
一番だと思います。
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師
レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
2週間無料、試し。
0 件のコメント:
コメントを投稿