2021年6月10日木曜日

自信を、とりもどす

きのうは、私の発表会の失敗経験の話をしました。
それでは、どのように、そのあと立ち上がったか、というご質問がありました。 

まるで、
私は自分の力だけで、そこから復帰できたような気がしていますが、
よく考えてみれば、
色々な方々に助けられています。

まず、先生です。
その後、ステージに乗るたびに、
先生は、太鼓判を押してくださいました。
ですので、
私は、それを信じて、弾いていました。
うまくいきましたので、
その後も、そのまま続けられたのだと思います。

今、
考えてみますと、そのときの先生の考え方、あり方、
優しさ、強さ、
そして、
曲の選び方は、絶妙だったと思います。

ミスタッチをすれば、
「それは、人間は創作をする力がある、ということです」
などと、のたまう先生でした。

あと、
もう一つ、きのう記事を書いていて、思ったことがあります。

発表会で、うまくいかなかった、と、
傷ついているのに、
まわりの人たちは、ほとんど気にしていたなかったことです。
実は、理解されなかった、ということ、
それが、さらに私の傷を広げたのですが、

今、考えますと、
それくらいのミスは、
あまり、人々は、気にしていない、ということでもあります。
次の日になったら、すっかり忘れていることでしょう。
それなのに、
私だけが、何十年たっても覚えているのです。

ミスタッチ、
暗譜忘れの恐怖、は、
他人は、全然気にかけていないのだ、と
いうことを、ときどき、思い出そうと思います。

そうやって、自信をとりもどせたら、
もう、こっちのものです。



* まとめ

1)先生の太鼓判を信じる
2)あなたの失敗は、他人は(あまり)気にかけていない


Chiyo

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