きのうは、私の発表会の失敗経験の話をしました。
それでは、どのように、そのあと立ち上がったか、というご質問がありました。
まるで、
私は自分の力だけで、そこから復帰できたような気がしていますが、
よく考えてみれば、
色々な方々に助けられています。
まず、先生です。
その後、ステージに乗るたびに、
先生は、太鼓判を押してくださいました。
ですので、
私は、それを信じて、弾いていました。
うまくいきましたので、
その後も、そのまま続けられたのだと思います。
今、
考えてみますと、そのときの先生の考え方、あり方、
優しさ、強さ、
そして、
曲の選び方は、絶妙だったと思います。
ミスタッチをすれば、
「それは、人間は創作をする力がある、ということです」
などと、のたまう先生でした。
あと、
もう一つ、きのう記事を書いていて、思ったことがあります。
発表会で、うまくいかなかった、と、
傷ついているのに、
まわりの人たちは、ほとんど気にしていたなかったことです。
実は、理解されなかった、ということ、
それが、さらに私の傷を広げたのですが、
今、考えますと、
それくらいのミスは、
あまり、人々は、気にしていない、ということでもあります。
次の日になったら、すっかり忘れていることでしょう。
それなのに、
私だけが、何十年たっても覚えているのです。
ミスタッチ、
暗譜忘れの恐怖、は、
他人は、全然気にかけていないのだ、と
いうことを、ときどき、思い出そうと思います。
そうやって、自信をとりもどせたら、
もう、こっちのものです。
* まとめ
1)先生の太鼓判を信じる
2)あなたの失敗は、他人は(あまり)気にかけていない
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