2021年6月30日水曜日

「まぁるい音」にする

初心者の方には、あまり音色についてはお話ししませんが、
それでも、今のうちから気にしておくと、トクだと思います。

ピアノの音色というのは、不思議なもので、
10人いれば、10人違った音色があるように思います。
私の師匠によれば、
それは、その人の骨格、筋肉、そして、
その使い方からくるもので、
いわば、指紋とか、声紋のように、その人独特なものだそうです。

とはいうものの、
その、骨や、肉の使い方によっては、
かなり音色は変わってくるとは思います。

例えば、
ただ単に叩きますと、そういう音が出ます。
「単なる音」という感じです。
もし、手首を硬くして、叩けば、
音も硬くなるみたいですし、
また、手首も、ちょっと痛くなります。

逆に、
車のクッション性みたいに、
バネの動きを手首に加えてやると、
そういう音になります。
クッションの効いた、ほわんとした音になります。

特に、f, ff, fff の、強い音の時、
ほわん + 大きい音 にしますと、
大変、好感が持たれます。
深く、よく響く楽器だなぁ、という感じになります。

どんな人でも、
耳に、ガンガン、キンキンくるような音は、
ちょっといやだなぁという感じがしているようです。
だいたい、いい楽器、というのは、
深くて、あたたかい音がよく出ます。

ですので、
手首に、クッションをつけてやる、というのは、
初心者の時期に、習うといいと思っています。
いい音が出せる、というのは、
ものすごくいい持ち味だと思います。
おトク、だと思います。




Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント: