2021年3月11日木曜日

あなたの「内なる声」とは?



 ピアノで「もっと歌って」と言われても、どうしていいかわからない時。

難しい譜読みを終えて、
リズムに注意して、
指使いに気をつけて、
ここまで来ました。

いろんなことに気をつけて、
肩の狭い気持ちがしながら、やっとここまで来たと思ったら、
突然、「好きなように歌って」と、言われてしまいます。


好きなように、って言われても、
どんな風に歌ったら、ベートーベンさんが「いいね」をしてくれるのか、
どうすれば、バッハさんも、バロック風にちゃんと歌ってる、と思ってくれるのか、
ハタハタ疑問です。

ここが、ムズカシイ。

では、
私が、どう試行錯誤しているか、と言いますと、
私は、私の生まれ育ちでやるしかないですので、
バッハさんのことは、ひとまず抜きにして、
楽譜に向かいます。

歌う、と言ったら、
私が歌うときには、
聞くともせずに聞こえていた昭和の歌謡曲とか、
たくさんの音楽会で聞いていた曲とか、
中学の時の合唱の歌とかが、基本になっています。
私は、私の持っているものでしか、歌えないのです。

ですので、
なんでもいいから、それを素材にして、
歌を歌っていきます。(ピアノの上で)

ずいぶん昔に、日本の大ピアニストの方が、
「お味噌汁を毎日飲んでいる日本人がピアノを弾くと、
演歌になってしまう」というようなことを、
おっしゃっていました。

そういうことは、
もしかするとあるのかもしれませんが、
それもいい、と私は思います。
いえ、それでいい、です
なんでもいいですから、
自分の歌を、(ピアノで)歌うのが、一番簡単ですし、
説得力あると思います。
聞いている人の、心を動かすことになると思います。



* まとめ

「内なる声」を、表現してみる。
コーヒー味でも、お味噌汁味でも、どちらもそれが本物





Chiyo

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