2021年3月3日水曜日

レガートで弾くための、ヒント


 















レガート奏法というのは、ピアノ技術の中でも、
よく話題になる奏法です。

ピアノという楽器は、どちらかというと、
カタカタと、タイプライターみたいな音になりやすいです。
それを、どうやって、歌っているようにみせかけるか、が、
ポイントになります。

自分では、レガートで弾いているつもりでも、
先生に「もっとレガートで」と言われたことは、
私は、何度も何度もあります。
「レガート」という言葉に、不信感さえ、持ったこともあります。

「もっと、レガートとは?」
というのが、よくわからなかったのです。
その時、質問すればよかったのですが、
だいたい言われていることは、「もっと歌って」ということだという
気がしていましたので、
頑張って、色々やっていました。

(ちなみに、「もっと歌って」というのも、
これまた、アイマイな要求に思います)

さて、
それが、もう少しはっきりしたのは、
その後、
チェンバロを習っていた時のことです。
チェンバロには、surlier という奏法があります。
これは、
オーバー気味に、スラーをかける、という意味。

つまり、
ある音から、次の音に移る時、
重なる部分を、多くする、ということです。
普通なら、「にごりますから、指は、さっさと上げましょう」
というところを、わざと、
2音、にごらせる。

前の音を、しばらく押さえておく、という弾き方です。

そのことを知ってから、
ピアノでも、レガートのコツがわかってきました。
そんなに悩まなくていい、とわかりました。
前の指をあげるタイミングを、遅くすればいい、ということです。

ヒントになりましたら。



Chiyo

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