2021年3月20日土曜日

両手で弾くのは、ムズカシイ

ピアノ練習の時、まずは、片手ずつ練習していくのがスタンダードです。
そのあと、両手を合わせます。

それが、なかなかムズカシイのです。
片手ずつなら、どうにかいける、と思っていたのに、
いざ、両手で一緒に、となると、難しさは、2倍ではなくて、
3倍も、4倍か、という感じです。

そこで、あきらめたくなります。

日本では、サジを投げる、と言いますが、
フランスでは、スポンジを投げ捨てる、と言います。

ですが、
おサジも、スポンジも、投げてしまうのは、もったいないです。
そこで、
説明いたします。

片手ずつ、までは、よかったのです。
その次の、どこに留意すればいいか、は、

1)両手合わせるには、ものすごくゆっくりにする

2)片手ずつ練習も、並行して、続ける

3)片手ずつ、では、速く弾けるようにして、
両手では、ゆっくり、トライして行く

などです。

ここを、おさえておけば、なんとかなります。
しばらく、デコボコな道が続くかもしれませんが、
ある時、
「!」
と、変化を感じられる時が、くるはずです。

と、
だいたい、どんなレベルのピアニストも、
こんな風に、乗り越えていると思います。
ちょっとした峠です。
思うようにいかなくて、ちょっとめんどくさい場所です。

「ああ、来たな」と思って頑張ってください。
峠の先は、スイスイ、気持ちの良い景色が待っています。


* まとめ

ピアノを弾いていると、
おサジや、スポンジを、投げ捨てたくなることがある



Chiyo

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フランス在住ピアノ講師

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