バッハが苦手というピアニストは、
趣味の方でもプロでも、たくさんいらっしゃいます。
ですが、もう一度弾いてみて、
「あぁ、こんなに楽しかったんだ」と再発見する方もあります。
どこで、どう誤解が生まれたのか。
なんとなく、私が感じているのは、
昭和時代の、バッハ教育の雰囲気かもしれない、ということです。
ともかくバッハを弾いていれば、ピアノが上手になる、
という考えで、
「良薬は口に苦し」と、
ストイックに練習している、そんな雰囲気があったような。。。
バッハを弾いていると、
ピアノの技術だけでなくて、
楽譜の読み方とか、
和音のつながり、とか、
そして、
音楽の楽しさが、身につくのです!
それは、たしかです!
それが、
どうして、こんなに嫌われているのだろうかと、
私は、不思議 & 残念に思います。
小さい時から私とピアノをお勉強している生徒さんは、
ほぼみなさん、バッハが大好きです。
カッコいい、と言います。
弾けなくても、
バッハが大好きという人は、多いです。
それから、もう一つ。
バッハの弾き方は、
時代によって、ちょっとずつ違います。
ロマン派の人は、ロマン派風に弾いていたそうです。
そのあと、
反動で、ストイックに弾くようになったかもしれません。
昭和時代が、そのあたりになります。
そして、以後、
いろいろな研究が行われて、
ここ数十年で、また、見方が変わってきました。
いずれにしても、
バッハは、チェンバロ曲を書いた時に、
カンタビーレの技法を大事にしていました。
どう、歌うか、ということです。
どう、人間の声に近づけるか。
そんな目で、
バッハの曲をもう一度弾いてみますと、
また違った聞こえ方がするかもしれません。
フーガを弾くなんて、まるで歌のパズルみたいで面白い!と
思うかもしれません。
2度も結婚して、
子供をたくさん作って、
家族で音楽をエンジョイしていた、
バッハ先生のエネルギーと感性に、
あらためてびっくりなさるかもしれません。
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