2021年7月26日月曜日

ソフトペダルで、可能性を広げる

先日、ソフトペダル(左のペダル)の使い方について、ご質問がありました。
どこで、どのように使うか、です。
楽譜に U.C. と書いてあれば、ソフトペダルを踏み、
T.C. と書いてあるところで、それを外します。

ですが、
それ以外の時に、使ってもいいのかと言いますと、
もちろん、いいのです。

アップライトと、グランドピアノでは、
「ソフト」になる方法が、違います。
ですので、一概には言えないのですが、

グランドピアノでは、ソフトペダルのアートは、
とても奥の深いものです。
3本の弦を、2本しか、叩かないようになります。
すると、音が弱くなるだけではなく、
音の質が、変わります。

それは、どう調節されているかによりますが、
だいたい、
キラキラが、いぶし銀のようになります。
レゴのブロックキャップの色が、
パステルになるような感じもします。

それを使って、いろいろなことができます。
ただ弱くするだけではないのです。
音の質を変えるのです。

また、
メロディをキラキラさせて、
伴奏を弱くする、ということをやっている最中に、
ソフトペダルを踏むと、ちょっと、やっかいなことになります。
メロディが、よく聞こえなくなったりします。
ですが、
それでも、工夫して、やってみると、
また、全然違う表現ができるのです。

また、強く弾きたいところで、
わざと、ソフトペダルを踏んでおいて、
思いっきり叩く、という可能性もあります。
これは、リストのソナタの解説で、
アルフレッド コルトーが、
そんな話をしていたと思います。
私も、そのようにしたことがあります。
不思議な雰囲気の音が出ます。

というふうに、
色々、使えるのです。
初心者の方も、どんどん使っていただきたいと思います。
そして、
いろんな音色を作ってみていただきたいと思います。

* まとめ

ソフトペダルは、弱くするだけでなく、
音色を豊富にする



 


Chiyo

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