ピアノを練習していて、譜読みの時期ほど、
つまらない時はない、と私は思います。
譜読みが好きな方も、少ないですが、あることは、あります。
それでも、ここが肝心な時で、
指づかいを決めたり、
上下に加わる架線を数えて、音を確かめたり、
まちがえないように、気をつかいます。
古典派が、一番、譜読みをしやすいです。
だいたい、こんな風に展開していくだろう、と
想像がつくからです。
逆に、現代物は、大変です。
まったく想像がつきません。
そして、作曲家の指示が、とても多かったりします。
今、
現代物を、譜読み中です。
新しい「システム」を発明した人が、書いたもので、
とても不思議な曲です。
それに慣れるまで、時間がかかりました。
苦労しながら、
小さな生徒さんが、始めたばかりの時、
譜面の前で、苦労しておられる、その気持ちになりました。
そういう時は、
毎日、毎日、少しずつ、
淡々と、読んで、弾いていきます。
すぐできなくても、いったん譜面はしまって、
また明日、ということにします。
すると、不思議ですが、
少しずつ、体が覚えていくのがわかります。
徐々に、あの奇妙なメロディが、
鼻唄になって、出てくるようにもなってきます。
その過程は、おもしろいです。
がんばらなくとも、淡々と、繰り返しているだけで、
自然と、身についてくるのが、よくわかります。
はじめは、あんなに変に思えた音に、
少し、愛着がわいてくるようにもなってきます。
そうなったら、こちらのもの。
そろそろ、私の好きな段階に入っていけます。
音楽作りの段階です。
Chiyo
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