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2024年1月23日火曜日

強力な練習法


 ひとつ、強力な練習法があります。

どうしても腕が疲れてしまって、弾きにくい、
というような時に、とても効果的です。
同時に、音の粒もそろいます。

もういつも取り入れてらっしゃる方も、多いと思います。
それは、「付点リズム練習」です。
タタタタ、と弾くところを、
タッタタッタと。

そして、それをやったら必ず、その逆の、
タタッタタッもやる。

この2つで一組。

これをやると、
なぜだか知りませんが、
粒そろいになります。
そして、ラクラク弾けてしまいます。
音が粒そろいになるのはもちろん、
リズム的にも、きれいにそろいます。

ハノン練習曲にも、
こういうバリエーションが書いてありますから、
ご存知の方も多いでしょう。
ピアニストだけが、
こういう練習をするのかと思っていましたら、
フルートの人も、やっていました。

リズムの変なクセも、とれますし、
なにも考えずに、ただやれば、いいのです。
まるで、しわくちゃのシャツに
アイロンをかけている気分です。

スケールでなくても、
小さなパートでもいいです。
これができそうなときは、私は必ず、やります。
レパートリー、どんなものでも。

片手ずつ、練習します。
キラキラ、ぴっかぴかになります。

ためしてみてください。


まとめ

*片手ずつ、付点リズムで。

1、 タッタ タッタ...
2、 タタッ タタッ...








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2024年1月18日木曜日

レッスンは、録画するといいのか


今朝、スカイプで日本の方と遠隔レッスンをしていた時に、
「レッスンを録画しても良いでしょうか」とご質問がありました。
また、
対面レッスンの時にも、
録音なら結構です、とお話ししたことがあります。

さて、
私は、昔むかしの、昭和生まれです。
レッスンを録画する習慣はないのです。
だからそう感じるのかもしれませんが、
録画されていない、と思うとかえって集中力が増すような気がします。
これを逃したら、もう2度と戻れないのです。
先生の言うことに耳を集中させて、
習ったその感覚を、その場で
しっかり身につけよう、と思います。

そこが、いいと思うのです。

その一方で、
録画することのメリットもあると思います。
先生に、「今のはこうでしたよ」と言われても、
なかなかわからないことがあります。
それを、後で録画で見たら、「あぁ、そういうことか」と
自分の演奏をよく分析できるところです。

と、この2点を活かして、

* レッスンは、一期一会。感覚をその場でつかむ。

* 録画で、自分の演奏を客観的に見る、聞く。


という作業を意識しておくのもいいと思います。
これこそ、
私たち、現代人が得をしているところだと思います。









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2024年1月17日水曜日

うまくなるコツ

 



先日、ある方に、「うまくなるコツ」を教えてください、と
聞かれたので、しばらく考えてしまいましたが、
こうお答えしました。

「いつも、目的を持って練習することです」

もちろん、
なんとなく、ただ弾きたいから、弾いている、という時間が
あってもいいのです。

うまくなりたい、と思った時は、
「ここをレベルアップしたいから、こういうことをしている」と、
きちんとわかっている方が、いいです。


ただ時間数、弾いていれば、うまくなるとは限りません。
それどころか、
よくないクセを、一生懸命練習しているのかもしれません。

持つべき目的、というのは、たとえば、

*レガートにしたい、
*テンポを上げたい、
*もっとこんな音で弾きたい、
*ここの表情を、こうしたい、

などなど。

その練習方法には、いろいろありますから、
そこは、プロに聞く、とか、
自分で工夫、とか、いろいろです。


それをよくわかっていると、
ぐんぐんと、うまくなると思います。


*まとめ

「ここを、どうしたい」ということをよく見定めて練習








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2024年1月15日月曜日

大きな失敗をしないために

発表会やら、
コンクールやら、試験など、本番があると、
どんな人でもよく練習します。

細かいことに気をつけて、
しばらく練習していますと、
だんだん、虫メガネで見ているようになってきます。

そして、全体像が見えなくなって、
ただ正確に音を弾いているだけになったりします。
そこが、
ちょっとしたワナになることもあります。
努力した甲斐のないことになってしまいます。

それではつまらないですから、
もう一度1、2歩下がって、
「この曲のキャラは?」と考えてみるのはいいと思います。

これだけで、
全体のまとまりが良くなって、
本番のステージでは、
バランスのいい、
表現力たっぷりの、
しっかりとした演奏ができると思います。

* まとめ

「この曲のキャラは?」と自問する


 


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2024年1月11日木曜日

練習曲は必要なのか


YouTube で、
マルタアルゲリッチのインタビューを聞いたところによりますと、
彼女は、練習曲など弾いたことない、ということでした。
「なんで、練習曲なんて必要なの?」という顔をして、
対応している若いアルゲリッチが見えます。

なるほど、
この天才的なピアニストは、
練習曲などほったらかして、
ただひたすらに「曲」に取り組んできたということです。
天才だから、できることなのでしょうか?

私は、ずっと練習曲を練習した方がいいと思っていましたので、
考え込んでしまいます。
努めて、頭を柔らかくして考えます。

確かに、フランスでは練習曲を弾かない人が多いですし。
はて、
生徒さんには、どうアドバイスするべきなのか?
何が有効なのか?

もっとも、アルゲリッチさんは、
幼少の頃からピアノばかり弾いていたそうですから、
楽器に向かっていた時間は、相当なものだとは思います。

と、いろいろ考えましたが、
私の今の結論は、

やはり、
それほど時間がない時には、

「曲」のほかに、
もう一つ練習曲を練習するのが、早道、だと思います。
(初級、中級)

譜読みに時間がかかったり、
ゆるやかテンポの曲ばかりですと、
なかなか筋肉も発達しませんから、
シンプルな練習曲を、注意深く練習するのは、
上達の速さを、加速すると思います。














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2024年1月10日水曜日

この思い込みが、邪魔をする


きのうの音楽院のことです。

20代の女性です。
ピアノを再開している人です。
それが、たぶん、これはソルフェージュのクラスで
そう思ったらしいのですが、
「リズムが下手」と、思い込んでいます。

私から見ると、
そんなことは、全然ないのですが。
楽譜を読むときに、リズムで頭を抱えたり、
間違うことは、だれでもあります。

それなのに、ちょっとでもリズムで戸惑うと、
「ああ、私はリズムができない人だから」と言います。
私は、
ちょっと言っても聞かない場合は、たいてい、ほっておきます。

でも、あまりにも何回も言うのです。
しまいに、皮肉でも言いたくなります。
それしかありません。

「はい、その下手なリズムで、
よく弾けました。いいですね!」となってしまいます。

この生徒さんも、
だんだん、この根拠のない思い込みを、
手放していかれるとは思います。
けれども、それまで、ずいぶん重たいおもりを引きずって、
忙しく、進んでいくのだろうなと思います。





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2024年1月9日火曜日

鍵盤上で、ミスしない移動


これは、どんなレベルのピアノ曲でも効果があります。

曲の中で、手が移動するとき、
時間がかかってしまいます。

まず、
どの指をどのキーに置いていいか、
それを探すのに時間がかかる、という問題があります。
(和音など)
これは、
繰り返し練習によって、クリアできるはずです。
体が暗記してくれます。

それとはちょっと違って、
移動するのに、時間がかかる、という難しさもあります。
そんな場合、
ただ練習していても、できるようになりません。
繰り返していて、いつになっても同じようでしたら、
動作を変えるだけで、クリアできることがあります。

それには、最短距離で移動しているかどうか、を
みます。
鍵盤上で、大きな弧を描いて移動していませんか?
そうでなく、
鍵盤をはうように、移動するのが、最短距離。

空の道、飛行機に乗るのではなく、
地上の道を使います。

すると、かなり時間が稼げます。
と言っても何分の1秒、と言う単位だとは思います。
ピアノ曲の中では、
ずいぶん価値のある、時間差です。

これで、たぶん、クリアできると思います。
スムースに移動できて、拍の中に収まるはずです。







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2024年1月8日月曜日

演奏が、「しっかりした感じ」になるには


新年のごあいさつ、申し上げます。

みなさまは、どんなふうに年末年始を
すごされましたでしょうか。
思うように行かなかった方もあると思います。

私はといえば、
ちょっとフラフラしながら、ピアノお弾き初めをしました。
とつぜん、具合が変になったので、
どうしたことかと思っていましたが、
どうやら、期限切れのデザートを食した結果だと
思います。

その一方で、受講生の方々は、
さっそうと、演奏の動画を送ってくださいます。
頼もしいことです!

そして、
今回は、どの方も、
しっかりとした感じの演奏になっているのです。
どこが良いのか。

よく気をつけて聞いてみますと、
それは、拍の取り方が、しっかりしているということです。
あまり言われないことですが、
私はこれは、かなり重要だと思っています。

メトロノーム的に正しい、というのではないのです。
拍がレギュラーである、というのは大事ですが、
きちんと管理して、弾いている、という感じでしょうか。
拍をカウントしている、という感じ。

これがあるのと、ないのでは、
全体の印象に、かなりの差が出てきます。
趣味ピアノの方にも、差があります。

などと、日頃から感じていますので、
私の心がけていることは、

1)まずは、譜読みができたあたりで、
片手ずつで、(頭の中で)カウントしながら練習

2)両手で弾けるようになっても、それを続けて、
徐々に体で感じながら弾けるように練習

しています。


私も、そろそろ本調子になりますので、
また、取りかかります。

皆さんの新年が、上達たっぷりの
良いお年になりますように!









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2023年12月21日木曜日

趣味ピアノでも、コンクールピアノでも


 前回、Sさんの発表会のお話から、
どういう演奏を目指すか、というような話になりました。

考えてみますと、
音楽院でも、試験の時は、
みなさん緊張しますし、
「ちゃんと」弾けたら、と思うわけです。

では、審査員の人たちは、
何を思っているかと言いますと、
レストランに行ったら「美味しいものを食べたい」
と思うのと同じで、
「いい演奏が聞きたい」と思っていることが多いのです。

コンサートに行く時も、
試験の審査をする時も、
同じ気持ちでいます。

そういうことは、
試験の最後のコメントで、よく言われています。

では、聞きたくなる「いい演奏」というのは、
どういうものなのでしょう。
それは、
「ミスなしの演奏」なのではなくて、
心に響く演奏なのだろうと思います。

国際コンクールを受けていたときは、
やはり、
私は同じようなことを目指して、
練習、探究していたと思います。
そのことが良い結果を生んだと思います。


(国際コンクールでは、
ミスタッチは減点になるのでしょうが、
あまり気にしすぎると、
かえってうまくいかなくなるかもしれません)

ということは、
曲を練習する時には、
この曲で「何を伝えたいか」を、
心とよく話し合っていく。
そんなに難しく考えなくていいです。

「あぁ、音が聞こえたらいいな」
「こんなふうに表現できたらいいな」
くらいでいいと思います。

そして、そういうお勉強の仕方をしていますと、
どんどん楽しくなっていくと思います。


* まとめ

趣味ピアノでも、
コンクールピアノでも、
目指すところは、だいたい同じ


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2023年12月15日金曜日

調の雰囲気、それぞれ


ふだん、あまり気にしませんが、
ピアノ曲で、調の雰囲気をつかむことはできます。
そして、これを表現すると、
演奏がぐっと変わるのではないかと思います。

フランスでは「バイエル教本」をあまり使いませんが、
私は、たまに使います。
その中に、一曲の中で短調から長調に変わる曲があります。

そして、「先生への解説」というものがあって、
初級のころから、短調、長調の雰囲気をつかむ練習を
しましょう、というようなことが書いてあります。

そうそう、その通り、と私は拍手したくなります。
その雰囲気を表現する。
その習慣を
初級からはじめておく、というのはいいと思います。

ハ長調とト長調の雰囲気のちがいは、
わかりにくいかもしれませんが、まずは、
マイナーと、メイジャーのちがいを。

そして、だんだん、同じマイナーでも、
フラット系の調と、
シャープ系の調の雰囲気を、感じてみる。
だんだんつかめてくるのではないかと
思います。

人によってそれぞれでしょうが、
「ご飯とパン」くらいのちがいが
つかめるようになるかもしれません。
演奏も、またグッと変わるかもしれません。



* 調の雰囲気を気にしてみる



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2023年12月14日木曜日

「解釈」のコツ

これは、中級以上の話になります。

新しい曲に取りかかるときに、
他の人の演奏を聞くか、聞かないかで、
意見が分かれます。

きのうも、10代の生徒さんが、
「私のように、まだ経験のない者は、
他の人の演奏をきいて練習するしかない」
と言っていました。

そういえば、
新しい曲の楽譜と一緒に模範のCDを渡す先生を、
私は見たことがあります。

私はといえば、
なるべく、練習中の曲は、
まずは自分で考えて、感じて、
探求していくほうがいいと思っています。

そして、
その作曲家について、いろいろ
名探偵のように研究するのは、役に立つと思います。

* どういう時代の人か
* どこの国の人、何を食べて、見て、生活していたか
* 友達づきあい、家庭状況は?
* 何が好きだったのか
* 何歳くらいにその曲を作曲したのか

などなど

調べれば調べるほど、
今練習中の曲のイメージも、わかってきます。
作曲家がどんな気持ちで作ったのかもわかってくるような
感じになります。
ひょっとすると、
本人は、その曲に不満足だったりします。
本人はいいと思っていたのに、
あまり「いいね」が付かなかったということもあります。

とことん、調べます。

そして、楽譜を見ながら練習を重ねて、
ある程度曲が出来上がってきたら、
その時点で、
他人の演奏を聞くのもいいでしょう。
「おぉ、この人は、こんな風に感じたのね」と
楽しくなると思います。

それまでは、
まずは、自分で探求するのが、
一番楽しいですし、
近道だと思います。



* まとめ

できあいの演奏をマネするより、
自分で探求するおもしろさ

 



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2023年12月13日水曜日

「本番まがい」で、トレーニング

年末、発表会やクリスマス会などで、
本番を準備なさっている方も多いかと思います。

本番では、ほとんどの方が緊張すると思います。
プロは緊張しないと思っている方もありますが、
実は、「ものすごく」緊張しています。

大きなホールの楽屋では、
前の演奏者が残していった、薬のカプセルの殻が、
散乱していたのをみた事がありますし、
ドラッグとまでは行かなくても、
お薬の世話になっている人は、少なくありません。

キャリアがかかっているのですから、
大変なプレッシャーがあります。
その点、趣味の人は気が楽でいいななんて思っているのです。

さて、
趣味でピアノを弾く方は、
もし、たまにしかステージに乗らないのでしたら、
やはり慣れておくほうがいいと思います。


一回の本番が予定されているのであれば、
その前に、2回の「本番まがい」を計画しておくといいです。
少しはストレスがかかるものを。

例えば、

*お友達を家へ招いて、聞いてもらう、
*ピアノのあるお宅で、聞いてもらう、
*スタジオを借りて、そこへ人を呼んで聞いてもらう
*ストリートピアノを利用する
などなど。

日程を決めて、
決められた時間に弾く、というところからして、
緊張のもとになると思います。
それに慣れる、というのが、いい練習になります。

(実は、こういう準備を、プロも行っています)

また、一石二鳥で、
聞いてもらうお友達に
喜んでもらえるかもしれません。
そのあと、お茶でも一緒にできたらなおさらです。


* まとめ

「本番まがい」を少なくとも2回












 



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2023年12月8日金曜日

何を伝えたいのか、よくわからない


 曲を通して、何を伝えたいのか、
というようなことをお話ししました。

中には、それがよくわからなくて、
だからレッスンを受けています、という方があります。
そのお気持ちはよくわかります。

小鳥が卵からかえるとき、
ヒナは、中から口ばしで、殻をつつきます。
親鳥も、外側から口ばしで、殻をつつきます。
それが進んで、ヒナは外へ出られるようになります。

というわけですので、
私も、いくつかヒントを差し上げます。
その上で、
受講生の方も、ご自分で探されるのが良い。

先生と同じ弾き方で弾くのは、
参考にはなるかもしれませんが、
それでは、ちょっとつまらないのでは?と
私は思います。

その方、その方、
それぞれの感性がありますから、
それを使ってほしいと思います。

ですから、
やることは、
「何を伝えたいのか」考えたり、
他の人の演奏を聞くのもいいですが、
まずは、自分が、
どんな感じがしたらいいな、というのが、
ちょっとでも湧き出てくるのを、待ちかまえる、
ということです。

ほんの一部分でも、良いのです。
そうすると、それが実現できた時、
ものすごくいい気持ちになります。
それが、醍醐味だと思います。
そうやって、それが正確に伝わっているのか、
色々確かめていくうちに、
だんだん、独り立ちできるようになっていくと思います。




*まとめ

何を伝えたいのか、を感じとる


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やはり、独学パワーとしか


先日のことです。
友人と話していて、どうしてもわかってもらえないことが
ありました。

ピアノを学ぶには、
技術を詳しく学ばなくてはならない、というのです。
だから、先生は、
長い年月をかけて、説明していかないと、と。

うーん。

一方、私は、レッスン中に、
技術の説明をしているのかどうか、といいますと、
そんなことはありませんし、
そんな風に教わった覚えもありません。


(ただし、よくない姿勢というのは、
経験でわかっていますので、
これは問題がある時に、お伝えしています。
すると、効率良くなったり、ケガを防げます)

では、
どのように弾き方を覚えていったのかと言いますと、
これは、自分で繰り返し弾いているうちに、
体が、勝手に、かつ見事に
そのジェスチャーに合わせてくれたのだと思います。

ですので、
また、いつも思っていることを言いたくなります。
独学でピアノを弾いている人は、
すごいと思います。
この、弾きたい、という気持ちがすごいですし、
それをモーターにして、
いろいろなところから技術を吸収していく、
そこがすごいです。

では、
レッスンで私が何をしているかといえば、
それは、主に、
さらに効率的に進めるように、
ガイドしています。
長い目で見ながら、
次への課題は、何かを考えます。

内容は、おもに、
* 楽譜の深い読み方、
* 音楽のつくり方、
* その方独特の感性を引き出すこと、

となると思います。
また、本番前の準備のコツなども得意分野です。

もちろん、
それだけでなく、臨機応変で、
いろいろなケースに、その時と場合に応じて、
オーダーメードのように、
個人的ガイドをしています。

そして、
それぞれの人が、「独学パワー」をお持ちだと、
まるでプロペラ機から
ジェット機に乗り換えたように、
ぐんぐん進むようです。




* まとめ

ピアノの技術は、まず、
一人一人が自分で探していく




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2023年12月7日木曜日

リピート音で、キメる


よくあることですが、
意外と聞き落とされてしまう音があります。
メロディを弾くときの、
リピート音です。

これは、ピアノの鍵盤上では、
とても易しいことなのです。
ですのであまり気を配らないのです。
ある大先生の、一回のみレッスンを受けた時、
注意されたことがあります。

あら、と思って、
もう一度聞き返しても、なかなかつかめません。
しばらくして、ようやくわかってきました。

ショパンでも、よく出てくるパターンです。
同じ音が連なるときは、
指を変えるのは、もちろん、
音も変える、という風に考えていれば、
まちがいないです。

歌い手や、
管楽器奏者でしたら、
かなり気を遣って奏する箇所です。

音を変えるのが目的ではないのですが、
特に2番目の音に、「気」を配って、
歌います。

これだけで、
フレーズが、
心のこもった、
ていねいな歌い方になると思います。



* まとめ

同じ音がリピートされていたら、
音も変える、と思っていればよい




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2023年12月5日火曜日

暗譜は、するべきなのか


ピアニストは、暗譜で弾くことが多いです。

それについては、
いろいろ言われています。

例えば、リストの肖像画を見ますと、
楽譜を見ながら弾いているものがあります。
バロック時代の絵画にも、
楽譜を見ながらチェンバロを弾く姿が
あります。

また、
ソロですと、暗譜が必須なのに、
室内楽を演奏するときは、
ピアニストは楽譜を使います。 

プロの中でも、それぞれです。
巨匠リヒテルは、晩年は、ステージで楽譜を使っていましたし、
最近の若いソリストの中には、
楽譜を使う人も出てきています。


一方、今では、
コンセルバトワールでは、暗譜が必須ですし、
国際コンクールでも、です。


いつ、どうして、そうなったのか、
私にはよくわからないのですが、
暗譜で弾けるならば、その方が楽、とは思います。

譜めくりの心配はないですし、
どこへ行っても、楽譜を持っていなくても、
自由に弾けるからです。


私はといえば、
以前は、すぐに暗譜ができていましたが、
最近では、覚えるのに一苦労します。
楽譜を使いながら、
足踏みのページターナーを使って、
コンサートをしたこともあります。

私の知人で、趣味のピアノを弾いている人で
「私は暗譜できません」と思っている人がいます。
その割には、
譜を読みながらも、
毎回まったく同じ弾き方をなさっているので、
これも、一種の「暗譜」と言えるのではないかとも、
思ったりします。

長いこと練習しているのに、
いつも楽譜を見る人は、
それに慣れていますから、
楽譜が視野になくなると、困るのかもしれません。

たまには、
ダンサーのように、
体で覚える、ということをしてもいいと思います。
その時に、
どういう感じがするか、
どのように音を作り出しているか、
歌っているか、ということに注目してみるのも、
おもしろいかもしれません。

新しい可能性が見えてくるかもしれないと思います。




* まとめ

暗譜で弾くという経験は、一度は試すといいかも






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2023年12月1日金曜日

人前で弾く時の、コツ(その2)


 人前で弾く時のコツ、その2は、

2)場に慣れる、です。

もう曲は、まぁでき上がっているけれども、
当日のことが心配、という時。

本番の日から2〜3週間前から、
慣れる練習をしておくとよいです。
家で弾けたからといって、
本番でうまくいくとは限らないのは、
緊張したから、ということもありますが、

場所が変わると、

目に入ってくるものは違いますし、
音の聞こえ方は違います。
また、椅子の感じも違えば、
空間の広さも、違います。
さらに言えば、
においだって、少し違います。

ぜんぶ、違うのですから、
調子は狂います。
ピアノ曲を覚えるとき、
曲だけでなく、
上に書いたすべてのことを、一緒に
覚えてしまっているのです。

ですので、それが変わると、
調子が狂います。

その対策としては、
* 自分の家に、人を招待して聞いてもらう
* 違う場所で弾く
* 違う時間帯に弾いてみる

などなど、いろいろ変化をつける。
すると、本番の日も、
その変化の一つに過ぎませんから、
割と、穏やかでいられます。

1週間に、2、3度そういう経験ができると
いいと思います。

そして、うまくいかないことがありましたら、
そこを見直して、また練習をする。
そうこうしているうちに、
だんだん、がんじょうな作りになってきますでしょう。

そして、
この曲を通して「これを語りたい!」というのを
ぜひ、実現させてみてください。


応援しています。








Chiyo

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