2021年3月18日木曜日

「弾き終わってあんなに充実感を感じたことは初めてです!!」

「ふだん塾」のオンライン受講生の方が、ステージで弾かれたあと、このように報告してくださいました。

すみれさん、という大人の方です。
数年前の発表会では、
気後れしてしまって、舞い上がってしまって、
がっかりするような演奏しかできなかった、とおっしゃっています。

それは、
よくわかります!
家では、結構弾けていたのに、本番で、実力を出せなかった、
というのは、本当に、悔しいことです。
大好きな音楽が、「音が苦」になってしまうこともあります。

そこを、綿密に、しっかりと準備されて、
今回は、3/7、浜松のイベントに参加され、満足のいける演奏をなさいました。
その成功は、
すみれさんの、熱心な準備と、
「弾きたい」という強いお気持ちからきていると思います
私も、とてもうれしいです。

その体験談を、
私とのメッセージのやり取りから、ご紹介したいと思います。
読んでいるだけで、
こちらまで、本番が楽しみになりそうになります。





Chiyo

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2021年3月17日水曜日

ピアニストの、コレステロール

以前は、コレステロール値が上がるというので、卵は、たくさん食べられませんでした。
今では、考えが変わって、
コレステロールも大事ですし、卵も一日に2個食べてもいい、となりました。

ピアニストにも、そういうことがあります。
それは、
大人になってから、再びピアノを始められた方を拝見していて、思います。

* リズムを正確にするには、メトロノームを使う(使わねば)

* バッハは、感情をおさえて、弾く

* 手の形は、常に丸くする、、、など。

ということを身につけられていた方に、
私が、まったく別なことや、
時には、正反対なことを提案せねばならないことも、あります。

すると、
びっくりされたり、
ああ、良かった、という気持ちになられたり、
色々です。

いずれにしても、
「じゃあ、今までのあれは、なんだったのか?」
という気持ちがします。

時代が変わって、
研究も進んで、
新たな観点も、生まれてきます。
ですので、そういうことが起こります。

私には、
どちらにも、一理あるように思います。
バランスが取れるのがいい、のかもしれません。
ともかく、
新しいやり方を試してみるのがいいと思います。
そして、どんな風に感じが変わるか、を
体験してみるのが面白いと思います。

今まで見ていた同じピアノが、
全然、別物に感じられたり、
まったく違う音が聞こえたり、
タッチが、しっとりしてきたり、と、
新しい雰囲気が、感じられたりします。

それが楽しいと思いますし、
ますます進んでいくエンジンにもなったりします。
それをお供するのが、
とても楽しいです。

* まとめ

時代は、どんどん変わっている。
新しいやり方を、試してみると、ドンドン進める可能性。




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2021年3月16日火曜日

リミットレスな、私たち

きのう、日本のテレビを見ていましたら、東北の農家の様子がうつりました。
炭焼きがとても上手な、80歳を越した夫婦の方が、見えました。

ずいぶんハードな力仕事だと思いますが、
もう何十年もやっているそうです。
木を切るのが、82歳のおばあちゃんの仕事。
揃えられた木を、かまどに入れるのが、82歳のおじいちゃんの仕事。
楽しそうに仕事しています。

「炭焼き」という、その仕事は、
全く知らなかったことなのですが、ものすごい微調整を必要とする、
名人芸なのだそうです。

いい炭が焼ければ、
それは、煙もあまり出ず、匂いもせず、
熱く、よく燃える。

それができるようになるには、
何十年も必要だそうです。
そして、
次の世代に、その芸を、教えてらっしゃる。
それが、楽しい、と。
(あぁ、わかります。私もです)

いい空気の中で、
野菜も育てて、
毎日、力仕事をなさって、それは、健康にいいに違いありません。
だから、
そのお年でも、お元気なのかもしれませんが、
同時に、
そのお年でも、そういう力仕事ができる、という
ステキなお姿を拝見して、
思います。

人間は、続けてやっていれば、
高齢になっても、いろんなことができるように設計されているのだと思います。


「いつまでできるかねぇ」
「ずっと。死ぬまで」
「そうだべな、死ぬまで」と、

ニコニコ顔の、おじいちゃんでした。

日本のお年寄りは、すごいなぁと、
改めて、力をいただきました。




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2021年3月15日月曜日

ピアノ技術を、インストールする方法


 きのうは、YouTube で、マルタ・アルゲリッチ巨匠の演奏を聴いていました。
YouTube という、こんな便利なものができて、いろんなことができる時代です!
バッハのパルティータ、去年の秋、
観客のいないフェスティバルでの演奏でした。

一昔前は、
アルゲリッチの大ファンが、私のまわりにもたくさんいて、
コンサートがある、と聞くと、遠くても、がんばって聴きに行っていました。
ドタキャンをするので有名なピアニストです。
運よく、コンサートにありつけた人があれば、
そのみやげ話を、
私は、興味深く聞いていました。

どうやったら、あの技術を少しでも盗めるか、と
真剣に、話を聞いていました。

さて、
私は、アルゲリッチのコンサートには、
残念ながら、ありつけたことがありません。
ですが、生のご本人を、近くで見たことがある、というのが、
私の宝物です。

これまたずいぶん昔のこと。
パリで、偉大なる、ポリーニ巨匠のリサイタルに行った時のことです。
ホールの階段を上っていましたら、
気がついたら、
私の目の前に、アルゲリッチが、同じく、階段を上っていたのです!

誰かを探すように、うしろをさっと、見たときに、
私は、気がついたのです。

小柄で、
普通のプリント地のスカートでした。
ショルダーを肩にかけていました。
ふつうの人でした!
こんな小さな体から、
どうしてあれほどのエネルギーが??!!

(ついでに書いてしまうと、
ふと上を見上げたら、
あの小澤征爾さんが、立っていらっしゃいました!)

さて、
そんな強い印象で始まったコンサートは、
ポリーニ巨匠が、バッハ平均律を全曲(I,II)という、
珍しいプログラム。
ペダルをふんだんに使った、これまたすごい演奏でした。
忘れることのできない40年くらい前の、コンサートです。

そして、時間はコロナ時代へ。
きのうYouTube で聴いたアルゲリッチのバッハは、 
シナゴーグというユダヤ教の教会で、でした。
響きが豊かでした。
まるでペダルをふんだんに使っているみたいですので、
例のポリーニのバッハを思い出したりしました。
アルゲリッチさんも、あのパリのコンサートを、
覚えているかしら、なんて、想像しました。

いつまでもお元気で、
こうやって素晴らしい演奏を聴かせてくれるのが嬉しいです。




こうやって、
動画で巨匠の技術を見ることができます。
見ているだけで、自然に、身についてくることはあります。
ちなみに、
そして、
ずいぶん前の、ラフマニノフの協奏曲も、リンクを載せておきます。

彼女の技術は天才的ですので、
見ているだけで、圧倒されます。
手の動きが速すぎて、見えないこともあります。
それでもずっと見ているうちに、
だんだん、技術が、こちらにインストールされてきます。
ピアノっていうのは、こうやって弾くんだなぁというのが、
自然にわかってきます。

興味のある方は、
試されるといいと思います。



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2021年3月13日土曜日

憧れの人を、どんどんパクる

前回の記事で、演歌やバッハのお話をしましたところ、
演歌とバッハを、どうつなげるのか、というご質問がありました。

ご質問は、もっともです。
演歌の雰囲気と、バッハの雰囲気とは、結びつかないですね。

それは、「様式」の部分です。
ジーパンで結婚式に行くのは、はばかられる、というようなことです。

それでも、
様式や、使う言葉がちがっても、
ジーパンでも、タキシードでも、
その人それぞれの、
やさしさ、とか、
興味しんしんさ、とか、
軽さ、もしくは、落ち着いた感じ、とか、
熱っぽいところ、
など、
そういうものは、常にあります。

そこのところです。
そこが、「歌心」だと思っています。
様式を、超えてしまう何か。

そこが、おもしろいのです。
そうだと思いませんか。
それが、あなたにも、必ずあります。
さぁ、それは、どんな風なんでしょう?

最初は、いろんな人を真似て、
憧れの人のように歌いたい、とか、
トライしていきます。
そして、
いつの間にか、
いくら真似をしても、真似できない、
やはり自分流みたいになってしまう、というのが、
だんだん明らかになってきます。
同じバッハを弾いても、
同じショパンを弾いても、
十人ピアニストがいれば、
十人十色になるのは、そのせいです。
それができる頃には、
もう、ずいぶん楽になっています。

それには、
まずは、ご自分の好きな歌手(演奏家)を、
真似していくのが、いいと思います。
自分が憧れるミュージシャンには、
だいたい、
自分自身と似ている部分が多いと思います。

遠慮せずに、
どんどん、パクりましょう。



* まとめ

「自分」の歌心を見つけたかったら、
まずは、パクリから始める





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2021年3月11日木曜日

あなたの「内なる声」とは?



 ピアノで「もっと歌って」と言われても、どうしていいかわからない時。

難しい譜読みを終えて、
リズムに注意して、
指使いに気をつけて、
ここまで来ました。

いろんなことに気をつけて、
肩の狭い気持ちがしながら、やっとここまで来たと思ったら、
突然、「好きなように歌って」と、言われてしまいます。


好きなように、って言われても、
どんな風に歌ったら、ベートーベンさんが「いいね」をしてくれるのか、
どうすれば、バッハさんも、バロック風にちゃんと歌ってる、と思ってくれるのか、
ハタハタ疑問です。

ここが、ムズカシイ。

では、
私が、どう試行錯誤しているか、と言いますと、
私は、私の生まれ育ちでやるしかないですので、
バッハさんのことは、ひとまず抜きにして、
楽譜に向かいます。

歌う、と言ったら、
私が歌うときには、
聞くともせずに聞こえていた昭和の歌謡曲とか、
たくさんの音楽会で聞いていた曲とか、
中学の時の合唱の歌とかが、基本になっています。
私は、私の持っているものでしか、歌えないのです。

ですので、
なんでもいいから、それを素材にして、
歌を歌っていきます。(ピアノの上で)

ずいぶん昔に、日本の大ピアニストの方が、
「お味噌汁を毎日飲んでいる日本人がピアノを弾くと、
演歌になってしまう」というようなことを、
おっしゃっていました。

そういうことは、
もしかするとあるのかもしれませんが、
それもいい、と私は思います。
いえ、それでいい、です
なんでもいいですから、
自分の歌を、(ピアノで)歌うのが、一番簡単ですし、
説得力あると思います。
聞いている人の、心を動かすことになると思います。



* まとめ

「内なる声」を、表現してみる。
コーヒー味でも、お味噌汁味でも、どちらもそれが本物





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2021年3月10日水曜日

シューマン先生の、アドバイス

ピアニストにとって、とてもためになるアドバイスを、
ロバート・シューマンがしています*。

「もっと歌って」にもつながることなので、
きょうは、シューマン先生のお言葉の話です。

ずっと、心に残っている言葉のうちに、

「合唱団に入って、特に中声パートを精魂込めて歌うと良い」

というのがあります。
私は、合唱団では、いつもアルトで歌っていましたので、
しめしめ、と思ったからかもしれません。

でも、まあ、ソプラノの人、バスの人は、
がっかりすることはありません。
合唱をなさらない方でも、大丈夫です。

大事なのは、
内声に気を向ける、というようなことだと思います。

ピアノは、ポリフォニー楽器ですから、
いろいろな声部が織物ののように、曲をつくっています。
その中で、
内声をたどって、それだけを弾いてみる、ということ、
それと、
その声部が、メインメロディと、どうハモっているか、を
感じるということです。

初心者の方には、ちょっと難しいでしょう。
中級以上の方は、そんなことも感じながら、練習なさるのも、
いいと思います。

* まとめ

たまには、内声だけに、注目してみる








 


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2021年3月8日月曜日

あなたの音色の数は?

「もっと歌って」と言われても、具体的にどうしていいのか。
その続きです。

先日は、伴奏とメロディとの音の差をつける、ということをお話ししました。

きょうは、音色についてです。

音色は、たくさんあったほうがいい、と言われています。
写真のピクセルのような話です。
ですので、
音楽家は、音色が豊かな楽器の方が、いい、と、
高い楽器を買ったりします。

ところが、
実際には、そんなにたくさんの音色を持たなくても、
音楽表現は、できることもあります。
チェンバロなど、
音色に変化をあまりつけられなくても、
表現できることは、いくらでもあるのです。

色鉛筆に、12色、24色、36色、と
色々な箱があったのを思い出します。
大きな箱は、憧れでした。
でも、
たくさんの色を持っていれば、素敵な絵が描けるか、というと、
そうとも言い切れません。

きょうは、
ピアノで、初心者の方でもできる、
効果的な音色の使い方をお話しします。

コツは、
色のコーディネートと似ています。
その隣に、どういう音色を持ってくるか、です。
この色のセーターは、このパンツには似合わないけれど、
この白のパンツだと、グッときれいに見える、という感じです。
色が、はえます。

ここは、mp にしたい。
でも、その前が、mp だったら、ちっともはえません。
ですから、その前を、もっと強くしてみる。
または、その後を、ちょっと強めに。

ここは、弱いけれど、くっきりした音にしたい。
でも、その一方で、伴奏や内声が、やかましければ、
はえません。
伴奏や、内声を、もっとぼやっとした音にする。
(ぼやっとした音というのは、誰にでもできます)

など、など。

少ない音色で、どれだけの表現ができるか、を、
この方法で、試してみてください。


* まとめ

そばに、何を持ってくるか、で、
音色は、グッと効果的



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2021年3月6日土曜日

旅する、受講生の方

「ふだん塾」の受講生には、いろいろなタイプの方があります。
その中のお一人が、この週末に、あるイベントに参加なさいます。

浜松国際ピアノアカデミー2021というものです。

その方が、イベント最後のコンサートで、一曲ご披露なさるのを、
ライブ配信で聴くことができますので、
ここにお知らせいたします。 

2021年3月7日(日)15時(日本時間)から〜


その方は、
ピアノを追求するために、
これまでに、2度、一人旅をなされたそうです。
大人ピアノの方。
その意欲は、素晴らしいと思います。
繊細、かつ情熱的な、ステキなピアノを弾く方です。

もう、現地に着かれたようで、
きょうは、浜松駅で、「駅ピアノ」を弾かれた時の、
動画が送られてきました。
とっても、いい感じです。
通る人の反応も、見られます。
感じ入っているような気がします。

私も、楽しみに、応援しながら、
日曜日のライブ配信を、観ることにしています。
フランス時間ですと、朝の7時。

朝ごはんも早めにとって、パソコンの前に座る予定。
大人ピアノの方々、勢揃いのコンサートのようです。

ご興味のある方は、
ご一緒に、どうぞ。

(日本時間では、15時です!)



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2021年3月5日金曜日

「もっと歌って」と言われても

きのうは、レガート奏法について、お話ししました。
レガートにすると、それが「もっと歌って」につながるだろう、というのは、
なんとなくわかります。

だいたい、
先生に「もっと歌って」と言われている時は、
なんとなく音楽的に味気ない、という時だ、というのもわかります。
確かに自分でも、そんな気がします。
でも、どうやっていいのか、よくわかりません。

きょうは、
具体的にどうしたらいいのか、お話しします。

それは、
メロディと、メロディでない部分の音の差をつける、です。

これは、どなたでも知っている、簡単なことです。
簡単すぎて、忘れてしまうこともあります。
そのせいか、
伴奏が、バタバタしている、とか、
内声が、やかましい、というのは、
よくあることです。

少し、オーバー気味に、差をつけてみる練習をするのが、
いいと思います。

また、
自分では、なかなかわからないことも多いです。
ですので、
私は、小姑のように、どうの、こうの、と、
言い始めることになります。
また、自分で動画を撮って、
聞いてみるのも、劇的に良くなったりします。

これだけで、かなり改善されることが、多いです。


*まとめ

メロディと、メロディでない部分の、差をつける。
オーバー気味にやるのがいい。




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2021年3月3日水曜日

レガートで弾くための、ヒント


 















レガート奏法というのは、ピアノ技術の中でも、
よく話題になる奏法です。

ピアノという楽器は、どちらかというと、
カタカタと、タイプライターみたいな音になりやすいです。
それを、どうやって、歌っているようにみせかけるか、が、
ポイントになります。

自分では、レガートで弾いているつもりでも、
先生に「もっとレガートで」と言われたことは、
私は、何度も何度もあります。
「レガート」という言葉に、不信感さえ、持ったこともあります。

「もっと、レガートとは?」
というのが、よくわからなかったのです。
その時、質問すればよかったのですが、
だいたい言われていることは、「もっと歌って」ということだという
気がしていましたので、
頑張って、色々やっていました。

(ちなみに、「もっと歌って」というのも、
これまた、アイマイな要求に思います)

さて、
それが、もう少しはっきりしたのは、
その後、
チェンバロを習っていた時のことです。
チェンバロには、surlier という奏法があります。
これは、
オーバー気味に、スラーをかける、という意味。

つまり、
ある音から、次の音に移る時、
重なる部分を、多くする、ということです。
普通なら、「にごりますから、指は、さっさと上げましょう」
というところを、わざと、
2音、にごらせる。

前の音を、しばらく押さえておく、という弾き方です。

そのことを知ってから、
ピアノでも、レガートのコツがわかってきました。
そんなに悩まなくていい、とわかりました。
前の指をあげるタイミングを、遅くすればいい、ということです。

ヒントになりましたら。



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2021年2月27日土曜日

悩めば悩むほど、わからなくなる

ピアノを弾いていて、
この部分は、どうしてうまくいかないのだろう、とか、
コンサートの本番前、どうなるだろうか、と心配になる、とか、
どうして練習したくないのだろう、とか、
悩みがつきないことがあります。

いったん、
どうすればいいのだろう?というループに入ってしまったら、
なかなか抜けることができません。

練習しても、しても、ダメ、
努力しても、しても、ダメ、という日はあります。

まぁ、
人間の力ではどうすることもできない、っていう感じです。

私の経験からいきますと、
悩めば悩むほど、わからなくなります。
だから、その悩む、をやめればいいのですが、
なかなか、それができないから、悩みます。

で、そういう時に、私がしていることは、
悩んでる、と気がついたら、
別なことをする、です。
お掃除でも、お散歩でも。
そして、
天にお任せしちゃう、という感じです。
解決法を見つけようとはしないで、
別なことをします。

そう簡単にはいきませんが、
頭に、そっちの方向に行かせない、っていうのが肝心。
それで、だいたい、うまく行きます。

フランス語に、
「やることやったら、天が助けてくれますよ」っていう
優しい言葉があります。
日本にも、そういうのがありましたね。

応援しています。



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2021年2月26日金曜日

「オンラインレッスンとは思えないくらい」

 

「ふだん塾」受講生、Judy さんという方が、ひきつづき、
レポートを書いてくださいました。
ロマン派を中心に、たくさん練習をなさっている、
素晴らしいセンスのピアニストです。

レポートは、
とても細かく書いてくださるので、感心してしまいます。
習い方が上手な方なのだなぁと、つくづく思います。
「オンラインとは思えないくらい、内容の濃いレッスン」と言ってくださります。

たしかに、
私は、オンラインでも、対面でも、
内容は全く同じで行なっています。
そして、内容が濃くなるのは、
それだけ、Judy さんが探求努力なさってるからだと思います。


Judy さん、ただいま、ぐんぐんレベルアップ中ですので、
もし、
次のレポートを書いてくださる時には、
きっと、読者の皆さんも、「!」と、違いがわかるのではないかと思います。

楽しみです。





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2021年2月25日木曜日

「暗譜は必要か」他

ゆうべは、フランスでは、クラシック音楽の賞が出されました。
今、活躍中のフランスの音楽家に、放送界が賞を出します。

ピアノ部門では、その中に、
アレクサンドル・タローという人がいました。

私の、大好きなピアニストの一人です。
そして、とても自分ペースでやっていくところが、おもしろい。
素晴らしいです。

チェンバロ曲を、ピアノで弾ききる、とか、
コンサートは、楽譜をみて弾く、とか、

(暗譜については、
リヒテル巨匠も、ある時から「暗譜をするために時間を費やすくらいなら、
そのぶん、音楽的な練習をした方がいい」と言って、
楽譜を見て弾いていました)

そして、
何よりも、オリジナルだと思うのは、
自分の家に、ピアノを置いていないことです。

たしか、その理由は、

「家にピアノがあったら、一日中引きこもって弾いてしまう、
それが効果的だとは思っていない」

というようなことです。

だからって、
わざわざ、他人の家に行って練習する、というのも、
おもしろいですね。

いずれにしても、
私は、彼の演奏が大好きです。

マイペースですし、

ピアノを歌わせる、ということを大事にしている、とも

ウィキペディアに、書いてありました。

同感です!

 


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2021年2月24日水曜日

密かな、楽しみ

きょうの午後には、楽しいことが待っています。

先日、突然のメッセージが届きました。
ずいぶん前に巣立って行った生徒さんからです。
8年くらい前?

「あれ以来、毎日ピアノを弾いています。
本当に、ピアノの楽しさを教えてもらいました。
今ショパンの幻想即興曲を練習中ですけど、
一人ではうまくいきません。
近いうちに、そちらの方へ行きますので、伺ってもいいでしょうか」

ということでした。

突然のメッセージというのは、
こうして長いこと生きていると、時には、
心臓がひっくり返ることもあります。
でも、こういう嬉しい「突然」というのは、大歓迎!
ええ、喜んで!

たまに、こういう再会があるのです。
会いに行ってもいいですか、と言ってくれます。
だいたい、ざっくばらんで、
実行力マンマンという人が、そういう行動を起こしてくださいます。

そういうのは、
私の、密かな、楽しみです。

きょうの午後は、
あのお嬢ちゃんが、どんなレディになったのか、
いったい、どんなお仕事をしているのか、
わかるはずです。
楽しいおしゃべりになりそうです。

密かな、と言いながら、
ここで書いてしまいましたが。

読んでくださって、ありがとうございました!




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2021年2月23日火曜日

親指の、くぐらせ方

親指のくぐらせ方について。
色々と質問を受けますが、人によって、違うようです。

まだ、クグらせ方についてググってはいませんが、
こう、とはっきり言えないのは、たしかなようです。

* 私が習ったのは、
「手首をゼロの状態にしておいて、親指を移動させる」
でした。
すると、2や3の指が軸になって、
コンパスのような動きをします。

* ところが、
フランスでは、手首は固定しておく、という説明をするのが
スタンダードです。
親指だけが、よっこらしょ、と隣のキーまで移動します。

私に言わせると、
ちょっとそれは不自然です。
手や手首にテンションがかかって、損です。
親指の移動にも、エネルギーがいる。

だいいち、
そう言っている先生ご自身だって、
よく見てみれば、時には、
手がちょっとコンパスのように動いています。

やっぱり、少しは遠心力を使って、
くぐらせるのが、エコモードなのだと私は思います。

* また、
もう一つ、アルペジオで、手首を回すヒマがない場合もあります。
その場合は、
手、そのものを、横にスライド移動させます。
厳密にいうと、あまりレガートにはなりませんが、
そんなこと言ってるヒマはない、というほど、
速いテンポの時です。

という風に、
いろいろあって、一概には言えません。
皆さんは、どうなさっているのだろう、とも、
興味がわきます。

上の、フランスの説明のし方は、
きっと、ヒジまで大きく動かして回す人がいるのを、
それは、やめましょうという意味かもしれない、とも思います。

いつだって、
なるべくエコモードにする、が一番、と思います。

* まとめ

「省エネにする」、が、世界共通かもしれない





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2021年2月22日月曜日

本番が、近づくと

発表会、コンクールなどの本番が近づいてくる時の、心得は、
大人の方と、子どもさんでは、ちょっと違ってきます。

いずれにしても、
本番が近づいてきて、なんとなく嬉しく、
かつ、
なんとなく緊張してしまうのは、同じです。

子どもさんには、私は、
その当日に、ベストな仕上がりになるように、
やっていきます。
ギリギリまで、色々やって、
当日、はい、できました、という感じでしょうか。
まぁ、一週間前くらいに、でき上がっている、というような。

さて、
大人の方も、それでいいのですが、
でも、
曲が長かったりしますと、もう少し時間に余裕を持って、
準備することもあります。

当日より、ずっと前に、仕上がっている、
ということになります。

さて、ここからが、ポイントです。
そのあと、どうするか。

冷凍庫に入れておけばいい?
そのでき上がり状態を、どうやってキープするのか。


大人の方に、私がおすすめしているのは、

ちょっと脇に置いておく、
部分練習をする、
曲想を、考え続ける、
2日おきくらいに、練習する、などです。

個人的には、私は「脇に置いておく」派です。
超苦手な部分のみを、淡々とトレーニングし続けます。


そして、
何よりも、
毎回、違う弾き方になってしまうのを、楽しんでいます。
曲想は、あらかた決まっていても、
細かい言い回しは、毎回、即興、という気持ちです。

ちょっとデリケートな期間ですので、
技術と曲想のバランスを、
よくしたいと思っています。

そして、
いろんな環境で、ご披露する練習をしています。

* まとめ

いったんでき上がった曲を、キープするには
工夫が必要





Chiyo

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