2022年3月10日木曜日

心をこめて弾く、とは?

ピアノの先生に、「心をこめて弾いて」と言われることがあります。
楽譜に、そういう作曲者の願いが書かれていることもあります。

では、一体、どうやったらいいのでしょう?

そう言われて、すんなりうまく行く人は、少ないです。
やはり、ちょっと考えてしまいます。
もちろん、
機械的に、ただ音をリズムに合わせて弾けばいい、というのが
だめなのだ、というのは、
わかります。

ですが、その先、
具体的に、
音の中に、どう心をこめるのか、よくわからなかったりします。
考えすぎると、
ますますわからなくなります。

私の答えは、
やはり、これは、人工的なもの、ということです。
いくら心をこめると言っても、
演奏するたびに、
100パーセントそういう気持ちになっているわけではなく、
それを、「そのように見せかける」術をやっているのです。
それが芸であり、術かもしれません。

ですから、
心の中でぼんやりと、もしくは、はっきりと感じていることを、
どういう風にすれば「そう聞こえるか」を、
考えていきます。

ちなみに、
私が師事した先生の中で考えますと、
どうすればいいか、を、教えてくれた先生もいますし、
ただただ、「心をこめて」とおっしゃっているだけの先生もありました。
技巧、術、は、
どのように伝えていくのか。
そこは、教える側のセンスが問われるところだと思います。







 


Chiyo

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