ピアノのレパートリーは、
ものすごく、多いです。
練習曲から、演奏会用のまで、
人生を、3回くらい生きても、
弾ききれないくらいではないか、と言われています。
(その点、チェロとか、クラリネットのは、
気の毒なほど、少ないです)
ですので、
生徒さんが、新しい曲にうつる時には、
私は、余裕たっぷりに、
「どんなのが、弾きたいですか」と、
尋ねることが、できます。
それだけ、チョイスがあるからです。
いろいろ提案して、
あれこれ、好き嫌いを言ってもらって、
選ぶことができます。
すると、
私のクラスでは、90%の確率で、
「悲しい曲」という答えが返ってきます。
大人の方もそうですが、
ピチピチ、元気いっぱいの子どもさんが、
そういう曲を弾きたがるのは、
いつも、ふしぎに思います。
10代の人たちは、、、わかるような気もします。
ところが。
2020年、ウイルスのせいで、
ロックダウンになった時。
オンライン授業で、生徒さんに聞いたところ、
ほぼ大半が、
「楽しい曲!」を、願ったのです。
しばらくしたら、
また、元にもどったのですが。
それは、どういうことなのでしょう。
よくわからないのですが、
興味深いな、と思いました。
その時の、気持ちの状態で、
弾きたい曲が、かわる、のでしたら、
弾きたい曲をみれば、自分の状態が、
わかるのかもしれません。
今、
どんな曲が弾きたいですか?
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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