先日、おしゃべりをしていて、「絶対音感」の話になりました。
絶対音感がある方が、いい演奏できるかどうか、という話。
そうなのかもしれませんが、
もし、たとえ、絶対音感を持っていたとしても、
それを使わなくては仕方ありません。
私の知り合いに、
自分の絶対音感を、誇りに思っている人がいます。
その人を見たり聞いたりしているかぎり、
私の結論は、こうなります。
ある人の演奏を聴いて、感動した、という時に、
その人が絶対音感を持っているかどうか、は、
あまり関係ありません。
それは、長年、
私の生徒さんを拝見していて思うことです。
また、
音感が良くない、とか、
リズム感がない、と言われながら、
のちに偉大な演奏家になった人を、私は知っています。
だから、
あまり当てにならないことが多い。
ちなみに、
「相対音感」というのもあります。
これは、育てられるものだそうです。
ピアノを練習しながら、
ここをどうしたい、
このアルト声部を、こう歌いたい、などと
一生懸命やっているうちに、
音感は、育っていくと思います。
もともと、
音楽に魅せられた人は、
耳がいいに決まっています。
そして、楽器を奏でて、音楽を追求して行くと、
ますます感覚は、研ぎ澄まされていくと思います。
Chiyo
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