フランスの音楽教育の場では、なんとなくですが、
若いと、ちやほやされるように思えます。
試験でも、若い人がちょっと上手に弾くと、
「こんなに若いのだから」と、いい点をもらえたりします。
国際コンクールでも、
同じようなスコアの人がいたら、
若い人の方に、注目が集まります。
それは、実は、違反に思えます。
年や、見かけは関係なく、
音だけを聞いて、ジャッジするのが本当だと思うのですが。
まぁ、それはどうでもいいのですが、
もう一つ、問題があります。
フランスでは、一昔前、
モーツァルトの「5歳で作曲」という楽譜がありました。
シンプルな曲が集められた楽譜です。
たぶん、
若いピアノの生徒さんに、気に入ってもらえるだろう、というのが、
出版した人のもくろみだったと思います。
ですが、
私が見た限りでは、
若い生徒さんたちを、よく失望させていました。
「えっ、5歳で、作曲したの?
自分は、もっと年がいってるのに、
これさえも、よく弾けない」となります。
ですが、モーツァルトには、
誰も知らなかった、問題があったのです。
それは、若くして一生を終えなくちゃならなかった、ということです。
35才で終わったのです。
だから、あんなに若い時から、
急いで、
たくさんの曲を作曲しなくてはならなかった、のかもしれないのです。
というのは、
冗談ですが、
逆に言いますと、そんなに先を急いで焦るより、
ストレスを、極力少なくして、
長生きすることを考えた方が、いいと思います。
* まとめ
もっとのんびりしても、いい。
Chiyo
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