2021年7月31日土曜日

テイク3(スリー)が、限度


 サーフィンのコンペを見ていますと、
サーファーたちは、
いい波がやってくるのを待っています。
いいのが来れば、すっと、ボードの上に立って、
やっと、波乗りを始められます。

その、待っている時、
そして、タイマーがどんどん過ぎていく、
その時間は、ザンコクに思われます。

それは、
ピアノ演奏のレコーディングの時を、
思い出してしまいます。

「あ、今のはここがうまくいかなかった。
次は、ここを、うまくやろう」
と思いますが、
次の時は、
「さっき、あそこが良かったのに、
今度は、ここがイマイチ」と思ってしまいます。

何回もやり直すと、なんだか、
だんだん音楽の気持ちよりも、
技術的な作業になってきます。
音楽の楽しみは、どこに行ったのやら。
あの、生き生きとした雰囲気は、
どこへ。

私は、ずっと、
演奏会というのは、生演奏だから大変だと思っていました。
レコーディングは、何度もやり直せるから、
楽だと思っていました。

ですが、
実は、やり直せる、というのも、
けっこう難しいのだと気がつきました。
動画添削レッスンを受けている方は、
動画を録音する習慣がありますから、
それをよく、ご存知と思います。

私は、多くても3度を限度として、
送ってください、と申し上げています。
それでも、
あとで聞いてみると、
いいところが、たくさんあります。
何よりも、
生き生きとしたところが、ステキです。
音楽に、それは、とても貴重だと思います。





Chiyo

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2021年7月29日木曜日

ピアノの、お国柄


 今、私は、フランスと、日本の受講生の方にレッスンをしています。
日本の方にレッスンをするようになって、
あぁ、これは、お国柄だなぁと思うことがあります。

それは、指づかいのことです。
日本の人は、若い人も大人の方も、
指づかいがとても正確のようです。
ですので、スラスラことが運ぶように思います。

その点、
フランスの若い人たちの中には、
いい加減な人が多いです。
楽譜に書いてある指番号は、無視。
自分流で弾きます。
それでうまくいくのなら、文句も言いませんが、
うまくいかない時は、がっかりします。

そういうことが、続くと、
「バスに乗る時には、番号を見てから乗りますよ!」
と、イライラしてしまいます。

もう一つの問題は、
毎回、行きあったりばったりの指づかいを
使っていることです。
毎回、運指のインプロをやっているのです。

ですので、
指づかいは、ダンスの「振り付け」だと思って、
もっとジェスチャーに注目してください、と
説明をします。
それで、だんだん譜読みが上手くなる人もいます。

日本人の方は、あまり気がつかれないかもしれませんが、
指づかいを、きちんと守れる、というのは、
かなりお得な長所だと、思います。



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2021年7月28日水曜日

解釈について

ピアノの演奏をするときに、「解釈」という言葉を聞きます。
それは、ちょっと大げさな言葉です。

実際は、初級の人でも、一曲を弾くときには、
その人の好みで、演奏しているはずです。
好みは、その人、その人で違いますから、
違いが出てきます。

それを、「解釈」といえば、
解釈、ともいえます。

さて、
一曲の流れを考えるとき、
まずは、作曲者の意図を、十分考慮したあと、
私は、「起承転結」のようなものを、
感じます。

出だしがあって、終わりがある。
その間に、何か、いろいろなことが起こる。
そんな感じです。

勝手にお話が浮かんだりします。
まるで、映画のストーリーのように、
今、これこれこういうことが起こって、そのため、
危機におちいって、
そして、ようやく、ここで解決!
となったり、
いろいろです。

その話を、聞いている人にわかってもらう必要はありませんが、
自分が、そのストーリーの筋をにぎっていると、
弾いているときに、集中できます。
「あれ、何話してたんだっけ?」ということが、
少なくなります。
雰囲気も、醸し出しやすくなります。

その上、
そういう作業は、楽しいものです。
そして、それは、どんなにちっちゃな曲でも、
できます。



* まとめ

一曲のストーリー


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2021年7月27日火曜日

椅子の高さ

今、旅行中です。
フランスの北の方、イギリスのお向かいの、
ノルマンディー地方というところにいます。

そのため、
ポータブルピアノを持ち歩いています。
さて、
それをテーブルの上に置いて、
いざ、弾こうとすると、
椅子の高さが、気になります。

いつもは、
いつものピアノの、いつもの椅子に座りますから、
加減をするのは、簡単です。
ですが、
ポータブルピアノを、
初めての場所で使うときには、
いろいろ試します。

このテーブルプラス、この椅子。
あの椅子プラス、あの子供用椅子。
何にピアノを置いて、何に座るか、
いろいろコンビネーションができます。
理想的な高さにはならなくとも、
(私にとって)大事なのは、
背すじをのばせることです。

ですので、
椅子が低すぎる方がいい。
そうすれば、頑張って大きくなろうとして、
背すじをのばして、
体が、楽になります。

実は、
本物のピアノでも、それに気をつけています。
たまに、
ピアノを弾いていて、背中が痛い、という生徒さんは、
椅子が高すぎることが、多いです。

きょうは、
ちょっと高すぎめのテーブルにピアノを置いて、
ふつうの椅子に座って、弾きました。

ただ一つ、
付属ペダルが、床の上をすべって、
どんどん逃げて行ってしまうので、困りました。
いろいろ探したあげく、
5キロのお米の袋を、ペダルのうしろにおいて、
つっかえにしました。
なんともカッコわるい、
苦肉の策でした。
けれど、
これで、足も軽やかに、弾くことができました。



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2021年7月26日月曜日

ソフトペダルで、可能性を広げる

先日、ソフトペダル(左のペダル)の使い方について、ご質問がありました。
どこで、どのように使うか、です。
楽譜に U.C. と書いてあれば、ソフトペダルを踏み、
T.C. と書いてあるところで、それを外します。

ですが、
それ以外の時に、使ってもいいのかと言いますと、
もちろん、いいのです。

アップライトと、グランドピアノでは、
「ソフト」になる方法が、違います。
ですので、一概には言えないのですが、

グランドピアノでは、ソフトペダルのアートは、
とても奥の深いものです。
3本の弦を、2本しか、叩かないようになります。
すると、音が弱くなるだけではなく、
音の質が、変わります。

それは、どう調節されているかによりますが、
だいたい、
キラキラが、いぶし銀のようになります。
レゴのブロックキャップの色が、
パステルになるような感じもします。

それを使って、いろいろなことができます。
ただ弱くするだけではないのです。
音の質を変えるのです。

また、
メロディをキラキラさせて、
伴奏を弱くする、ということをやっている最中に、
ソフトペダルを踏むと、ちょっと、やっかいなことになります。
メロディが、よく聞こえなくなったりします。
ですが、
それでも、工夫して、やってみると、
また、全然違う表現ができるのです。

また、強く弾きたいところで、
わざと、ソフトペダルを踏んでおいて、
思いっきり叩く、という可能性もあります。
これは、リストのソナタの解説で、
アルフレッド コルトーが、
そんな話をしていたと思います。
私も、そのようにしたことがあります。
不思議な雰囲気の音が出ます。

というふうに、
色々、使えるのです。
初心者の方も、どんどん使っていただきたいと思います。
そして、
いろんな音色を作ってみていただきたいと思います。

* まとめ

ソフトペダルは、弱くするだけでなく、
音色を豊富にする



 


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2021年7月23日金曜日

歌ごころは、ある


 こちらも、暑くなってきました。
そんな中、
朝の涼しい時に、川のほとりを散歩していますと、
思春期の女の子が2人、音楽をききながら、歩いてきます。
R&B 系の音楽で、
それに合わせて、一緒に、歌いながら歩いています。
小声ですけれど、
歌詞は、よく知っているようです。

その、かわいらしいこと、
その、なごやかな感じのすること、
その雰囲気は、
遠い昔、昭和時代に、
遊んだ、あれと、同じです!

「な・つ・も、ちーかづく、はーちじゅう、はちや、トントン」と、
二人で、手を合わせて楽しんだ、
あの遊びです。

スマホのスピーカーで、
音もあまりよくありませんが、
こうして、川のほとりで、歩きながら、
聞きながら、一緒に歌う、
2人で歌う、というのは、

現代の、「八十八夜」遊びなのかもしれない、
などと、
思ったりしました。

近ごろ、童謡なんて、聞かないなぁと、
思っていましたが、
歌ごころは、いつになっても変わらないのかもしれない、と
そんな気がしました。
うれしく、思いました。

耳をすますと、
遠くでは、なんだかノリのいい音楽が聞こえています。
きょうは、金曜日、
東京オリンピックの開会式も、もうすぐです。
なんだか、お祭りの雰囲気です。






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2021年7月22日木曜日

ヴィジュアルから、入る

 


 なんとなく、行きづまっている感じがするとき、
感激する演奏を聞くのも、いいと思います。

今、ポーランド、ワルシャワで、
ショパンコンクールの予選が行われています。
ライブ配信で聞けたり、
もちろん、過去の演奏も聞けます。
私も、たまに聞いては、
「うまいなぁ!」と、ほれぼれします。

ただ単に指が素晴らしく動くだけではありません。
だいたい、予選に出られる方は、
すごい技術を持ってらっしゃるのです。
それでは、何がすごいかといえば、
その、音のかもしだす雰囲気です。
それぞれの方の感性で、情緒を表現しています。
心に響きます!

さあ、
こんなことは、私にはムリ、と思ってしまいますが、
でも、
少しは、ヴィジュアルから、影響を受けてみましょう。
音楽は、イメージの世界です。
その、スゴイと思った人になりきって、
弾いてみるのも、効果があります。

実は、
知らず知らずのうちに、
私たちは、手まねモノマネをしているそうです。
やっぱり、すばらしい演奏を見るのは、
いいと思います。

キーを、揉むように弾く人、
フレーズを、心の中で歌っているのが見える人、
手首が、バレリーナのようにしなやかな人、
いろいろあります。

予想を立てて、
私も、こっそり、メモしています。
あなたのお気に入り予選ピアニストは、
どなたですか?




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2021年7月21日水曜日

行きづまってる感じがしたら


 ピアノを練習していて、行きづまってる感じのする時は、

1)なんとなく、練習したくない

2)譜読みが、進まない

3)一応弾けるけど、雰囲気が出ない

などなど、、
理由がいろいろあります。
まず、それを解明?すると、話が早くなります。

きょうは、
2)の、譜読みが進まない、の話です。

とうに、時間がないときに、起こるエラーがあります。
それは、
いつもつっかえるところが、
ちっとも改善しないとき。

そこで、私が注目しているのは、
指づかいのことです。
決めた指づかいが、一番ラクかどうか。
もしくは、
ちゃんと、指づかいを決めているかどうか。

その指づかいが、ラクで、
しかも、
毎回、同じ指づかいで弾いていれば、
いつか、必ず弾けるようになります。
しばらく、日にちはかかりますが、
繰り返しているうちに、慣れてきます。

それが、
何回繰り返しても、つっかえる、という場合は、
指遣いが、あやふやな場合が多いです。
そこをチェックしてみると、
一気に晴れ上がるように、
改善することが、ほとんどです。



* まとめ


どうもつっかえる、という場所は、
指づかいを、もう一度チェック







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2021年7月20日火曜日

「痛み」について

本当は、一日8時間ピアノを弾いても、
どこも痛くならない、というのがいいのです。
(ただし、
頭は痛くなってもいい?)

「痛み」については、私は、慎重にしています。
特に、大人ピアノの方は、熱心な方が多いです。
たまに、痛みも出ます。

大丈夫な痛みというのは、筋肉痛です。
ある程度は、大丈夫です。
ちょっと休めば治りますし、筋トレになっています。

一方、スジが痛む、というのは、問題です。
すぐに、練習をやめて、休んでください。

それは、大半は、手、腕、手首の使い方から来ています。
それを正せば、この先、
痛みが出ることはなくなりますし、
かつ、
技術的にも、進歩できます。

実は、
痛みを利用して、技術を改善することができるのです。
大ざっぱに言いますと、
どういう動作をすると痛くなって、
どうすれば、痛くなくてすむかを観察すれば良い。
痛くない弾き方に戻せばいい、ということです。

ちょっと高度な方法ですが、
そのように改善して、その後、
グッと弾きやすくなった、という人を、
何人か知っています。

「痛み」は、貴重なシグナルでもあると思います。



* 「痛み」の出ない弾き方は、正解のことが多い

 


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2021年7月19日月曜日

たまには、リラックス

私は、日本の高度成長期に育ちましたので、
そのせいか、
フランスに渡った後でも、
日曜日でも頑張ってピアノを練習しながら、
コンクールを受けたり、
コンサートの準備をしていました。

それは、普通のフランス人の目には異様にうつることが多く、
日曜日でも、ガンガン弾いていますと、
「へーえ、変な仕事だねぇ」と言われたことは、
よくあります。

フランスでは、
宗教の教えでは、日曜日は、神聖なお休みの日です。
そんな日に、働くなんて、もってのほか。
ですから、お店だって、皆、閉まっていました。

私もだんだん、そのリズムに染められてきたようです。
お休みするのは、
いいことだ、と思ったりします。

また、
バカンスの後に、生徒さんが、
あまり練習をしなかったのに、
音楽的に成長していた、ということが、
よく起こることに、気づきます。

マイペースというのが、
「ふだん」塾のモットーですが、
それには、リラックス部分も含まれています。
やりすぎて燃え尽きたり、
やらなすぎて、進歩しなかったり、
そんなことを繰り返しているうちに、
だんだん、自分のペースがつかめてくると思います。

長い目で見ると、
山あって、谷ありなのが、
一番自然で、ふつうだとわかってきます。
そんな中で、淡々とやっていくのが、
いいみたいだと、私は、感じています。
自分にとってラク、が一番なようです。




* まとめ

山あり谷あり、は、
長い目で見ると、強力






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2021年7月16日金曜日

ピアノを、再開!

きのう、ある人が、戻ってきました。
ピアノを、また、弾きたくなったから、
何か、いい曲を教えて、ということでした。

もう、かなりのレベルまで行った方です。
でも、高校のころ、やめてしまいました。
飽き飽きしてしまったのでした。

さて、
20代も半ばをすぎ、
仕事も軌道に乗ってきて、お給料も安定してきました。
そして、
「こんな曲が弾きたい!」というのがある、と言うのです。

いざ、ピアノの前に座ってみますと、
けっこう、弾けるようです。
もう、しばらく弾いていなかったけれども、
ちょっとやれば、また、すぐに譜も読めますし、
指も、すぐに、戻ってくるみたいです。
リズムも、ずいぶん、スッキリ、すっぱり弾けています。

もちろん、
思うようにはいかないようですので、
もうちょっと簡単な譜面を、おすすめします。
すると、なんとか、弾けます。

と、
そんなお伴をしました。楽しいひと時でした。
そして、
この先、6週間くらいは、
少しずつ、
できれば毎日、練習してください、と言いました。
スジや筋肉が、以前のように戻るには、
少し、時間がかかりますが、一旦やってしまえば、大丈夫です。

「以前は弾けたのにぃ」と、無理に頑張ってしまうと、
まずいことになります。
ですから、
ちょっとレベルダウンしてから、
のんびりと、
徐々にやっていくのがいいと思います。
また、それが、早道となると思います。

近ごろ、
こんな風に、ピアノを再開なさる方が、ぼちぼち、現れています。
コロナのせい(おかげ)かもしれません。
学校時代、いっしょうけんめいがんばった、
あの努力は、無駄になっていません。
この先、もっと楽しめます。
いい投資だったと、思います。



* まとめ

ピアノ再開するときは、
出だしにちょっぴり注意


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2021年7月15日木曜日

アルペジオの、省エネ

アルペジオの弾き方には、いろいろな説があります。
手首を回すか、回さないか。
そこは、意見の分かれるところです。

私は、だいたいは、回す主義です。
でも、あまりにテンポが速い時だけは、回さずに、
横へ飛ぶ、のがいいと思います。
そういうことは、2パーセントぐらいです。

ところが、
フランスでは、手を回さないと言うのが主流です。
その説明は、
手の位置を固定しておいて、
親指をくぐらせて、次の音のキーに持って行く、です。


手を回さない、と言うことで、
省エネにしているのは、わかります。
でも、固定すると、手首にテンションをつくります。

ですので、
私は、やはり、回す前の指を軸足として、
コンパスのように、手を回すのが、正解だと思います。

そして、
脱力した状態で、なるべく少ない動きをするのがいい、
そして、滑らかにするのがいい、とは言っても、
最初のうちは、
たくさん余計なジェスチャーをしてしまいます。
それを許してあげると、いいと思います。

最初から、省エネ、と言って、
小さい動きをすると、体がかたくなったりしますので、
それだったら、
まずは、思いっきり余計な動きもやって、
徐々に、小ぶりにしていく、と言う方法がいいと思います。


* まとめ

アルペジオは、思いっきり、
大きな動きをしながら練習するのも、いい





 


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2021年7月14日水曜日

パリ祭の BPM


 きょうは、パリ祭です。
フランス革命記念日です。
(うれしいことに、「パリ祭」をグーグルで探しますと、
花火まで、打ち上げてくれます)

ですので、
中継で、この例年の、シャンゼリゼのパレードを観ています。
軍隊のいろいろな部隊の人たちが、
得意そうに、行進している姿は、
ちょっと、感激ものです。

さて、
きょうは、ピアノの話はしないと予定していましたが、
パレードを観ていて、思い出したことがあります。

メトロノーム速度のことです。
BPMとも言います。
楽譜に、四分音符 = 120などと書いてある、あれです。
もし、手元にメトロノームがなくても、
だいたい、1秒はどのくらい、というのは、
感覚でわかるかもしれませんし、
時計の秒針を見ることもできます。
そこから、計算して、120なら、どのくらい、と
テンポを換算できます。

140だったら、その上、
72だったら、それを2で割って、もうちょっと上。

などと、それを元に、だいたいの速さがわかります。

あと、もう一つ、
私は、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を、
思い浮かべます。
心の中で歌います。
すると、それが120になります。
それは、法律で?決められているのです。
軍隊で、行進は、120です。

それを使って、テンポを頭の中で、
だいたい、どれくらい、というふうに使っています。

今、このパレードでは、
軍隊の皆さん、みんな120で行進をしています。

ですが、

ついでに、お話ししますと、
「フランス外人部隊」というのがあります。

(これまた、かっこいいものなので、興味のある方は、
調べてみてください)

さっき、テレビで、外人部隊が行進しているのを観ました。
こんな感じです↓

ワケがあって、
この部隊だけは、のろい足取りで、行進します。
(その理由は、話すと長くなりますが)

それが、ものすごく、のろいです。
120の代わりに、88と決められています。
パレード音楽も、のろくなっています。
それも、
足をちょっと開き気味に、
のっそ、のっそ、という足取りです。
だいたい、大柄で、強そうな人が多いですので、
鬼が、金棒を持って、
歩いているような格好になります。

きょうは、パリ祭の、
メトロノーム速度のお話でした。





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2021年7月13日火曜日

調律の、フシギ


きょうは、調律の方が、来ています。
私のピアノは、ちょっと前に、調律したはずですが、
もう、ガタガタにくずれてしまったのは、
この異常気象のせいだと思います。

ロワール地方の初夏は、もっとカラッとしていて、
涼しいはずなのです。
けれども、
今年は、6月ごろにとても暑くなったと思ったら、
そのあとは、涼しくなって、
雨や風の日が続いています。

とても7月、とは思えないほど涼しく、
雨も多いです。
湿気の高さといったら、東京より高いこともあります。
そんなことは、この40年来初めて!

おかげで、音楽院でも、どこでも、
ピアノは、ガタガタにくずれてしまっています。
「風が吹くと桶屋がもうかる」ですが、
湿気が来ると、調律の方は、もうかるのかもしれません。

それにしても、フシギなことがあります。
気温の変化で弦が動くのは、わかります。
けれども、
なぜ、湿気が影響するのでしょう?

弦は金属ですし、
チューニングピンを止めている部分も、金属なのに、
なぜ、湿気が関係するのか、です。
湿気で金属がふやける、なんていうことは、
ないはずです。

それを、きょうは、教えてもらいました。

ピアノには、
「駒」もしくは、ブリッジという部分があります。
それは、弦の振動を、
ピアノの共鳴板に伝える部分です。
それは、バイオリンにもあります。
真ん中に、弦を支える、白木の小さな橋があるでしょう。

ピアノにも、それがあります。
今まで、あまり気にしていませんでした。
それが木でできているのです。
それが湿気でふくらめば、その高さが変わって、
弦も動いてしまいます。

あ〜、なるほど!と、
感心しました。

徐々にやって来る湿気は、いいですが、
こうも、突然、思いっきりやってくる湿気は、
ピアノには、
ちょっと、やっかいです。

さて、
ようやく、今さっき、調律もすみました。
試しに弾いてみますと、元の、あの、いい音になっていました。
ホッとしました。
ちょっと湿り気っぽい、響きでした。
それはともかく、
これで、また、しばらく、楽しめます。



 


Chiyo

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2021年7月12日月曜日

効率的に上達する


 ピアノを効率的にレベルアップするには、
姿勢、手の形などを、きちんとしておく方が良いです。

そして、順を踏んで、練習を続けていれば、
必ず、どんな人でも難しい曲だって弾けるようになります。

そのために、
注意することは、まず、
「本は180度以上、開かない」のと同じように、
指や手も、大事に使います。

ヒザや、ひじは、180度以上開かないのですが、
どういうわけか、手の関節は、
180度以上開いてしまいます。

インドのダンサーなどは、指をそらして、
その美しさを、使ったりします。

ですが、
ピアノを弾くときは、手は指の開きは180度以内がいいです。
特に、
指先の関節。
ここが、いつも180度以上開いてしまっている人が、
たまにあります。

そうすると、
タッチがダイレクトではなくなりますので、
タイミングが、甘くなります。
速く、粒を揃えたいときに、そんなブカブカの指では、
うまくいきません。
のろくなります。
きちんと、潮干狩りで使う、熊手のように、
指先を整えておくのがいいです。

また、
第3関節も、同じことが言えます。
ここは、必ず、180度以下にします。

音もスカッとしますし、
指、手を大事にしていることになります。
正しく使って、
ケガを防いで、効率的に上達できます。










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2021年7月9日金曜日

ゴム製の、ルバート



フランスにも、日本にも、ルバート演奏が苦手な方はあります。
私も以前は、そうでした。
いっぱい練習しました。

逆に、
生まれつきかどうか、知りませんが、
ゴムでできたような超柔軟ルバートを、
思いっきり、かける人もいます。
そういう人を、ピアノで伴奏しようとしたら、
もう、その、むずかしいこと、むずかしいこと。

どこで、どう、思いっきり音を伸ばして、
そして、
どこで、ずんずん進むのか、いつも、見張ってなくてはなりません。
ピヤァーッと出発されてしまって、
ピアノ伴奏の私は、取り残されそうになったりします。

まぁ、
たくさん、合わせをさせてもらって、
本番に臨むしかありません。
試験などですと、時間が足りないことが多いです。

そして、
本番で、何が起こるかわかりませんから、
ドキドキします。
楽譜には、矢印がいっぱい。
ここで進む、
ここで、ゆっくりになる、と、
そういうことを矢印でしるします。

でも、そんな印には、限度がありますから、
カラダ全体で、音を聞いて、
一緒に音楽をやる、ということになります。

うまくいかないと、あと味は良くありません。
もし、
うまくいったときは、
その一体感が、ものすごく、心地いいです。





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2021年7月8日木曜日

自転車に乗ったおじさん(ルバート奏法)

きのうは、ルバートのやり方を、フランス国鉄にたとえて説明してくれた
お師匠の話をしました。

その同じ師匠が、
また別な時に、自転車の話でルバートを説明してくださいました。

その時描いてくださった、鉛筆の図は、
今でも、
私の頭の中にあるのです。
その図を、皆さんにもお見せしたいと、
さがしてみたのですが、
どこにあるのやら。
(見つかったら、お見せします)

さて、
それは、簡単なことです。

自転車に乗ったおじさんが、
坂道をのぼって、こいでいるところを
想像してごらんなさい」

と、山の図を描いて、
矢印で、おじさんの動きを。

「ね、きついでしょう。
上へ行けば行くほど、きついから、
がんばる。
でも、なかなか進まない。

フーフー言いながら、
やっと頂上にたどり着く。

次に、
下りに入ります。
はじめのうちは、ゆっくりですが、
 だんだんスピードが出てきます」

ということです。

なるほど。
その時、ショパンを弾いていたのか、
なんだったのか、
忘れましたが、
ともかくルバート奏法に手こずっていた私に、
手を変え、品を変え、
説明してくださいました。


ヒントになりましたら。


* まとめ

ルバート奏法に、自転車おじさん






 


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