表現力をアップシリーズ、その6は、音色についてです。
どんな方でも、
いろいろな音色を持っています。
まずは、フォルテ、ピアノに始まって、
力強いフォルテ、
温かいフォルテ、など、
種類もあるかもしれません。
右手と、左手に差をつけましょう、と言われて、
左手を弱くした。
その弱さは、ちょっと控えめな、
ベールのかかったピアノかもしれません。
いろいろ、あるわけです。
その音色の種類を増やせば増やすほど、いいのか、と言いますと、
そうとは限りません。
もし、4〜7つくらいしかなくても、いいと思います。
それを、
どこで、どうやって使うか、ということを、
意識していると、おもしろいと思います。
水墨画は、
黒一色で、白い紙に描きます。
そんな感じかもしれません。
黒一色で、いいですから、
濃淡をつけてみます。
メロディは、今、この濃さで行こう、とか、
内声は、この薄さでいいだろう、とか、
このアクセントは、こんな風に鋭い黒、とか。
そんな風に、やっているうちに、
とても立体感が出てくると思います。
単なるdim.でも、
こんなに表現できるんだ、と、
びっくりされるかもしれません。
試してみてください。
* まとめ
絵の具の数は少なくてもいい。
水墨画でいく。
Chiyo
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フランス在住ピアノ教師
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